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スライディング・ヘディングシュート2


3000坪の冒険と、時々音楽すごく映画。たまにサッカー
by frat358
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信じあう心

新しく出来たレンタル屋でも
旧作が100円になりました。
このビデオ屋は在庫が豊富なので
ちょびっとマニアックなビデオなら
置いてあったりもして、
夜中に、ゆっくり回る事があります。
今回、スポーツコーナーに行ったら
なな~んとプロレスが。

信じあう心_c0027929_2214690.jpg

                  「いらっしゃい」

どもども、お久しぶりです・・・
相変わらず怖いっすね;
プロレスを見なかった時期の特番DVDと
レスリング界のビジネス面に
焦点を当てたドキュメント。
この2つを借りた。

試合のほうで見たかったのは
ロイヤル・ランブルという企画。

90秒ごとに次々と選手が現れて
出場選手は合計で30人になります。
最後までリングに居た選手が勝ちで、
遅く登場できる選手ほど有利です。

この企画の勝者は、その後のストーリーで
主役を演じていく事になっています。
時間の経過で現れるレスラーを見ながら
「次は誰が出てくるのかな?」なんて
ワクワクして鑑賞できる。
そしてこれは1年に1度しか開催しません。
会社にとって人気ソフトになっています。

ところがだ。
実際に大会を見たら
ロイヤルランブルよりも
凄い試合が組まれていた。
それは・・・

HHH対ショーン・マイケルズの王座戦。
試合形式は、相手が10カウントの間、
完全に動けなくなるまで試合が続く
ラストマン・スタンディング形式でした。


信じあう心_c0027929_22153765.jpg

プロレスは大技を出す時に
技を出す側と、技を受ける側が居ます。
腕がすべったり、ちょっとでも手元が狂えば
大怪我や、死亡事故にも繋がります。
だから危険な試合ほど
お互いを信頼しているとも言えるんです。

HHHとショーンは、この王座戦の為に
何ヶ月にも渡って遺恨を重ねてきました。
互いが、互いを憎みあうシナリオを
丁寧に仕上げていき、遂に特番で激突。

信じあう心_c0027929_2217168.jpg

でもこの2人は、リングの外では
唯一無二の大親友なんです。

会社が経営難になった時も、
スター選手が引き抜かれた時も、
団体を離れずに盛り上げました。

信じあう心_c0027929_2213859.jpg


ショーン・マイケルズは身体の小さい選手で
無理が祟ったのか腰に痛みを抱えるようになり
遂には、それが原因で引退した事もあります。
水準の低い試合をファンに見せたくないと言って
悪役を続けてきたショーンがリングで泣いた時、
彼は普通の人間に戻っていました。

4年が経過し、ピンポイント参戦であれば
納得のいくファイトが出来ると確信したショーンは
大歓迎されてリングに戻り、親友のHHHと
壮絶な戦いを繰り広げていきました。

復帰後のショーンが善で、HHHが悪という設定で
2人は何回も戦っているのですが、今回も壮絶。
「お前に殺されるんなら文句は無い」
互いが、そう言ってるようなファイト。
空中戦に失敗したショーンが
ジワジワとHHHに追い詰められて、
最終的にはショーンが逆転するも
互いに立ち上がれず、両者KOで決着。


オマケ特典には、試合後の2人が
医療室で動けなくなってる姿が。

H「顔半分の感覚がねえよ」

S「やばい、左手が動かないわ」

戦った後は気が荒くなりやすいので
互いが顔を合わせないように
カーテンで仕切ってあるのですが、
ショーンが苦しそうな声を出すと、
動けないHHHがカーテンを開いて
ショーンを心配していました。

こんな友情もあるんだなと、
血だらけの2人が
少し羨ましく思えました。
by frat358 | 2007-04-19 22:22 | プロレスラー列伝
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