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スライディング・ヘディングシュート2


3000坪の冒険と、時々音楽すごく映画。たまにサッカー
by frat358
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年末に読んだ本

年末に読んだ本_c0027929_7281139.jpg



「さむがりやのサンタ」っていうタイトルになってますが

もう・・・なんかね。
「自分のプライベート以外は興味ねえんだよ」
「仕事かよ・・・面倒で頭にくるぜまったく!」みたいな。
そんなサンタさんでした;

自宅で家事をしてる時は、凄く穏やかなんですけどね。
いざ仕事~ってなると、イライラしてるんですよ(笑)


「霧かよ!」

「雪かよ!」

「なんだこの天気は!!」


ぶーぶー言いながら仕事してました。


「仕事嫌いなサンタ」のほうが内容に合ってるかも・・・
いや、そんなタイトルだと問題アリか。

ちょっと驚いたのが、
プレゼントを待って眠ってる子供が
ジュースを用意してくれてるんですけど
それを見て、このサンタ・・・


「なんだジュースかよ、ちっ」



ウイスキー希望の困ったジジイです。

文句ばっか言いながらも
自分の仕事はキッチリこなす。
そんな爺さんで。



絵の流れは漫画っぽい感じでしたが
色彩がキレイでしたよ。

それと、状況に合わせて細かく書かれていて。
例えば休憩中にトナカイが餌を食べてるんですが
餌が入ってる麻袋が、よい意味で清潔じゃなかったり。
シャワーを浴びてる時に歌ってたりとか。
あと~、爺さんの赤いパンツが可愛かったです。



年末に読んだ本_c0027929_7294156.jpg


つづいて「ティンブクトゥ」


いや~・・・参った。

「犬を取り巻く社会状況が出てくるので
 シビアな面もありますが、
 基本的には明るくて楽しい本です♪」

そんな下馬評を信じた俺がバカだった(笑)
・・・ほんとに読んだの?
俺とは感性が異なるんだろうか。


変人で、放浪者で、
詩人の飼い主ウィリーが死んでからの展開は
一気に読むのが無理でした。

100ページくらいまでは
飼い主ウィリーと老犬のボーンズが中心。
これが非常に書き方が難解で困ったんですけど
そこまで読み終えてみたら
不思議と、もう一回読んでみたくなって。
飼い主との死別が複雑に書かれていました。

野良になったボーンズは死を望みますが、
神様は死を与えてくれません。
蹴られたり、石を投げられたり、
無茶な食生活で胃腸が弱ったり。
ボーンズにとって飼い主ウィリーは「全て」でした。
生きる事を辞めなかったボーンズには
いい事と悪いことが待っています。



大切な人を失っても、
その人からの言葉が聞きたい時はあります。

どんなに聞きたくても聞こえてきませんが、
その人の事を心に思い描いて
あの人なら、こう言うだろうと想像する事は出来ます。
それは、今まで一緒に居た時間が成せる財産かもしれません。

寂しいと思うたびに、
そんな気持ちにさせてくれる誰かが居た事に感謝する。
不思議な心境が浮かびました。

ちなみにラストもヘビーなので
この本は誰にもオススメしません;

でも、いい言葉が沢山書いてあって
色々と心に残りました。
by frat358 | 2007-01-02 07:30
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