スライディング・ヘディングシュート2 |
カテゴリ
全体 毛むくじゃら 蹴 音 熊本ハーフ 3LDK物語 DVDエラー大嫌い アメアイシーズン9 イルマ侍 プロレスラー列伝 ゴレオ君 過去フラ 戦争と人 相良三十三観音 アーモンド 超ネタバレ映画感想 バガボンド 30DAY SONG CHALLENGE 未分類 以前の記事
|
コンタクトレンズは来週にならないと届きそうもないので; もう、片目でもいいやと思って、見てみました。「素晴らしき映画音楽たち」・・・ 実際のタイトルは「SCORE]です。楽譜って意味ですね;さすがに日本での公開用に 「楽譜」っていうタイトルで上映するのは難しい。 「素晴らしき映画音楽たち」っていうタイトルを読んだ時は、 なんだか・・・自画自賛の、しらばっくれた自己満足って感じがして 良いタイトルとは思えなかったけど、原題が「楽譜」なんていうタイトルなので 内容が分かるようにする為に、仕方ないかという気持ちになったのだった。(よくある話) 内容はねえ・・・めちゃくちゃ面白かったです。 でも、単純に最近の映画音楽が好きだという人には 昔話すぎる序盤の映像は退屈かもしれない。でも芸術は常にリレーのようになっていて、 先輩から後輩にバトンが渡されながら走っていく世界なので、始まりを取り入れることは 先輩達への敬意として、必ず入れる必要があります。それが礼儀であり、真実なので。 とはいえ、そんなに「秘話」が聞けるような内容では無いです。 製作現場を徹底的に追ったドキュメントでもありません。 映画音楽の歴史を追いながら、時代を代表する映画作曲家の話を収録しているだけ。 とっても基本的なドキュメント形式だと思います。 でも彼らの言葉が凄いんですよ。次々と、やる気が沸いてくるような明言だらけでね。 ちょっとだけ抜粋すると・・・ ・音楽は空気の振動であり、唯一の「実体がない」芸術 ・セラピストのように監督の話を聞け、音楽で現せない監督達の気持ちを汲み取れ ・競い合うな。純粋に楽しめ などなど、メモしながら見ていたので忙しかったです; 「ET」の音楽が、どうやって作られたかを公開しているのが この映画の、最大の見せ所かもしれません。 スピルバーグ監督と長く組んで音楽を作っていたのは ジョン・ウィリアムスという人で、 ETは勿論ですが、インディ・ジョーンズの音楽も彼の作品だし、 誰もが知ってる「ジョーズ」のテーマ曲を作ったのもジョン・ウィリアムズです。 デーレッ♪・・・デーレッ♪・・・デーレッ♪デーレッ♪っていう、2音だけのメロディ。 スピルバーグはコレを初めて聞いたとき、冗談だと思ったそうです(笑) なるほど、面白いねーって、笑って流したそうなんですけど、ジョン・ウィリアムズが 「うん、それでね、このあとの展開がね」って話を続けていったので この、2音だけのメロディーは本気で提案されている曲なんだと分かり、 「ちょ、ちょっと待ってよ;」ってスピルバーグもドン引きしたらしいですが、 「本能的な映画は、こういうのが合うんだ!」ってジョン・ウィリアムズが押し通して、 製作にGOサインが出されたそうです。信頼関係あってのテーマ曲なんだなと知りました。 あんなね、2音だけの曲なんて、誰が聴いても冗談だと思いますよね; でも、元ネタはクラシック曲だと思いますよ。 ドヴォルザークの「新世界」という曲です。頭の部分が「ジョーズ」にそっくりでしょ? でも「ジョーズ」というテーマ曲の凄さは、デーレッ♪だけじゃないです。 このドキュメント映画でも語られているんですけど、 最初のデーレッ♪は引き金に過ぎません。そのあとの曲展開が物凄いんです。 てゆうか、序盤のデーレッ♪に関しても、実際に2音だけなのは本当に序盤だけで、 直後には、もう1つ音を足しています。 デーレッ(ドン!)デーレッ(ドン!)という形で 強い音が強調されているのが、お分かりいただけるだろうか(なんだこの文章;) たった2音でスタートする曲が、ここまで恐ろしく広がっていくのは ジョン・ウィリアムズだからこそ、です。 彼の曲は大抵、印象的なメロディーがあると同時に 曲の後半はBパートのように作られています。 そちらのほうが好きだという人も結構居るのだった。 映画音楽を取り巻く様々な苦しい事情も、断片的にですが収められています。 映画音楽にオーケストラが使われることは多いですが、 オーケストラ楽団が必要とされる場は本当に少なくなっている現実や、 とんでもない予算で作られるハリウッド映画ゆえの、作曲者達に圧し掛かる重圧。 絶対に守らないといけない「納期」 試行錯誤が魔法のような音楽を生み出すとはいっても、お金が出ている場である以上、 必ず期日までに完成させないといけません。 そのプレッシャーについても触れられていました。 ・・・・・・・実は映画を見たのは1年ぶりくらいです。 依頼を受けた映画は見てますけど、粗編なのでバラバラだし、 編集前のモノなので完成された映画を見たのは本当に久々でした。 このあとシャーリーズ・セロンの「アトミック・ブロンド」も見たんですけど やっぱり頭にセリフや映像が入ってこなくて、集中できないまま観賞を終えてもうた。 そんななか、映画音楽のドキュメント映画は楽しく見れました。やる気も出た。 エンドロールの時に「タイタニック」のテーマ曲に関するエピソードを ジェイムズ・キャメロン監督が話している映像が含まれています。 このドキュメントを見てみたいと思った方は、ぜひそれも見て欲しいです。 とても元気になれました。
by frat358
| 2018-10-11 23:55
| DVDエラー大嫌い
|
Comments(0)
|
検索
記事ランキング
超私的どこでもドア
お気に入りブログ
-
最新の記事
|
ファン申請 |
||