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スライディング・ヘディングシュート2


3000坪の冒険と、時々音楽すごく映画。たまにサッカー
by frat358
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音の時事ネタ。

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アクセルを追いかけている影響で、
最新ニュースを読む機会が多くなってます。
ストーンローゼスが新曲を発表したり、
ジーン・シモンズとニッキー・シックスが
ああだこうだ言い合ってたり、
今日も音楽業界は動いている訳ですが。
そのなかでも今回、個人的に気になった
2つの話題を紹介します。1つ目は・・・
音の時事ネタ。_c0027929_2562523.jpg

オジー・オズボーン夫妻、別居。
またかよって感じですけどね、はい。
でもここ数年の離婚危機は結構ヤバくてですね、
2013年頃にはオジーが再び酒と麻薬に
手をだしてたそうで、本気で離婚を考えたけど
オジーがドラッグも酒も辞めたので何とか復縁しました。
で、今回は・・・なんとオジーが浮気したそうです。
そして・・・別居という事になってますが
実際は家を追い出されてしまったそうで。

シャロンは凄く傷ついていて、
自身が出演しているテレビ番組も
出演をキャンセルしている状況。
詳しく知りませんが、オジーが浮気したというのは
今回が初めての事みたいで。
オジーは、若い頃に酒を飲みすぎて泥酔して、
奥さんのシャロンと勘違いして
女の子とHしちゃった事はあるんです。
ひたすらシャロン、シャロンって連呼しながら
Hしてたらしくて(汗)とんでもないバカですが。
これに関してはシャロンも許してくれたんですけど、
今回は相手が誰なのか分かった状態で浮気してるので
オジー・・・一体どうしちゃったの?という感想。

オジーは奥さんのシャロンが
スケジュールを組み立てたり広報や演出も
全て手がけているので、奥さんが居ないと
ワールドツアーも出来ないし、
自宅でも奥さんが居ないと
テレビのチャンネルを変えられなかったり
何もかも「シャローン!」と叫んで解決しているのが
オジーの人生なので、シャロンを失ってしまう事は
離婚と同時に、オジーの命も危険です。
オジーはシャロンに嫌われたくない不安があるから
悪さも我慢するし破滅的な事もしないので、
シャロンと離れたら、ひょっとしたら・・・
1年も経たないうちに死んでしまうかもしれません。
ファンはそれを知ってますから、
1日も早く復縁して欲しいと願います。
自分がどれだけ自分を管理できないか、
久々のホテル暮らしで経験してもらって、
シャロンさんの大切さを痛感してくれたらと思います。

で、もう1つは・・・これまた暗い話題ですが。
音の時事ネタ。_c0027929_2582685.jpg

シンニード・オコナー行方不明

最近はシネイドって表記されるようですが。
この話を書く前に、シンニードという女性が
どういうミュージシャンなのかを
短めに説明しようと思います。
音の時事ネタ。_c0027929_2584358.jpg

シンニード・オコナーは・・・90年代に
プリンスが作曲したNothing Compares 2 Uを歌い、
全米で1位を獲得した女性シンガーです。
こんな曲です。

あなたの愛が去ってから
15日と7時間が経過しました
私は毎日 外へ出て 昼に眠っています
あなたが行ってしまってから
私は何でもできます 会いたい人に会えるし
美味しいレストランにも行ける
でも なにもありません
あなたと同じくらい大切な事は 何もありません

アイルランドのダブリン生まれで、
当時の私はU2を追いかけていたので
ホットハウスフラワーズやシンニードなど、
アイルランド出身のミュージシャンには
CDを購入しながら注目してました。
当時のシンニードはNothing Compares 2 Uの大ヒットで
極めて順調だったと思います。
アメリカにもファンが多かった。
そう・・・アメリカに、ファンが多かった。



ある日、私がシンニードをテレビで見たのは
ボブ・ディランのデビュー30周年ライブ。
このイベントにシンニードも呼ばれていて、
シンニードは恥じらいながら
笑顔でステージに向かっていった。
すると・・・観客から大ブーイングが飛びます。
私は何が起こってるのか、さっぱり分からなかった。
みるみるうちにシンニードの顔が冷たくなっていき、
ボブ・マーリーの「WAR」という曲を
アカペラで歌いだしました。
歌い終わると大ブーイングは更に大きくなり、
シンニードは嗚咽して号泣しながら
ステージを去っていきました。
なんでこんな事が起きたのか。

92年。シンニード・オコナーは
「サタデー・ナイトライブ」という、
アメリカの人気歌番組に出演しました。
日本で言うならミュージックステーションみたいな
非常にメジャーな歌番組です。シンニードは
この番組で歌い終わると、ローマ法王の写真を取り出し
「真の敵と戦え」と呟いて・・・
ローマ法王の写真を破り捨てたんです。
実はシンニードという人は子供の頃ヤンチャな女の子で
修道院に入れられてしまった過去があります。
ところがその修道院で聖職者から
暴力や性的な虐待、過酷な重労働を課せられて
身も心もボロボロになってしまいます。
ミュージシャンとして成功したシンニードは
いつか自分の身に起きた修道院での虐待問題を
音楽で表現しようと考えていたのかもしれません。
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私個人は修道院の虐待問題に関しては
2008年頃にベネディクト16世が公式の場で
虐待問題を認めて謝罪した、という事実もあるので
シンニードが嘘を言ってたとも思いません。
彼女を虐待した修道院も現在は閉鎖されています。
シンニードの勇気ある行動だったと思いますが、
思いますが・・・法王の写真を破るというのは
さすがに納得いかないんですよ。
自分の表現、告発の為に法王を破るというのは
あまりにも信仰を侮辱してると思うんです。
それとシンニードはもう1つ事件を起こしてます。
アメリカでコンサートをする場合は
開演前にアメリカ国歌を流す地域が在るのですが
シンニードは自分の演奏前にアメリカ国歌が
会場で流れるのを拒否したんです。
もちろん理由があって拒否したんだと思いますが、
なんというか・・・自分が掲げる正しさを貫く為に
他者の価値感や尊厳を認めないようなところが
この人は、あって。アメリカという土地で
それらが物凄い拒絶反応になったんだと思います。
(実は、もう1つシンニードが怒った件があるのですが
それは凄く難しい問題なので、今回は書くのを控えます)

自分に大義や正義があるとしても、
相手へのリスペクトを欠いた時・・・そのときは、
どちらかが倒れるまで戦う、
戦争にしかならないと個人的には思うし、
というか、ある意味では・・・シンニードは
自分の過去と戦うにあたって、
カトリック信仰との戦争を望んだのかもしれません。
でもそのやり方、表現方法は沢山の人を傷つけて
誤解も生んだと思います。
音の時事ネタ。_c0027929_38460.jpg

自分の正しさを掲げて他者を認めない。
こういうのって私も気をつけなきゃいけないと、
反面教師のような存在だったりしますし、
詳しく記事にしてる人も居るので、
私からはこの辺にしますが;
とにかくボブ・ディランの30周年ライブで
泣き崩れて去っていったシンニードの姿が、
私が映像で見た、最後の彼女の姿です。
これ以降もアルバムを発表していきますけど
世界的なヒットには恵まれず、たまーに写真で
この人の姿を見ても、石のように無表情。
結婚と出産を経験し、静かに活動していましたが
夫とは離婚。激太りと激痩せを繰り返し、
精神状態の悪化から親権を取られ、
自殺未遂をし、時は流れて2016年。
行方不明になりました。

警察も動いて捜索活動が続く中で、
シンニードはフェイスブックに
自分の家族への公開書簡を発信しました。
ここにコピペしようかと思いましたが
読んでると気持ちが沈んでくるので辞めました。
その書簡は、とんでもなく長くて
とんでもなく自分の子供を名指しで批判してて
申し訳ないけど被害妄想としか思えません。
以前から公開書簡を出してるようなので
全部読んでみたんですけど、家族に助けを求めてたり
かと思えば家族を批判していたり、かと思えば
自分の事をボロクソに書いたり、なんかもう、
完全に支離滅裂という印象。
痛々しくて読んでられない状態でした。
でも、メチャクチャな怒りとパニックの奥に
何が在るかと言えば・・・救って欲しいという
渇望だと思いました。恐らくシンニードは
何度も何度も夫と子供に救われてきたのでは。
自分を救ってくれる存在が救う事を諦めたので
パニックになってるのかもしれません。
かつてNothing Compares 2 Uという曲で
「あなたと同じくらい大切な人は居ない」と歌い、
好きな人を失った沢山の人を救った彼女は、
今度は自分で自分を
救わなければいけないのかもしれません。


by frat358 | 2016-05-18 03:08 |
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