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スライディング・ヘディングシュート2


3000坪の冒険と、時々音楽すごく映画。たまにサッカー
by frat358
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やっと見た。

やっと見た。_c0027929_13121395.jpg

「アイアン・スカイ」(ほぼ完全ネタバレです)

レンタル屋で。
どのジャンルに置いてあるのか分からず。
話題作の場所にも無い。コメディの場所にも無い。
ナチスが月から攻めてくる映画が
戦争ジャンルの場所に在る訳ない。
いちおう探してみたが・・・無い。
SFかな?と思って探しても無い。
どうしても見つからないので店員に頼むと
2~3分して「どうぞ」と手渡された。
一体どこに置いてあったんだろう;
やっと見た。_c0027929_13122741.jpg

見てみると、政治風刺コメディ映画でした。
序盤のCGは出来が悪いんですけど
クライマックスの宇宙戦闘は頑張ってたと思う。
ギャグに関しては歴史勉強を相当してないと
全部のギャグは理解できないと思う。
私も2割くらいは分からなかったな・・・
戦争映画のオマージュも入ってました。
やっと見た。_c0027929_1320248.jpg

ストーリーのほうは、
アメリカ大統領候補が選挙運動のイベントで
黒人の宇宙飛行士を月に送るのですが、
そこに待っていたのはナチスだったと。
ナチスは、黒人はアーリア人と違って
下等生物であるという教育を受けているので
黒人が地球からやってきた事に驚きます。
ナチスは巨大宇宙戦艦で地球への侵攻を企んでますが
コンピューターが旧式過ぎて、巨大戦艦が動かない。
21世紀になっても相変わらず
デカくて高性能なモノを作りたがるナチスですが
時の流れが壁になって理想を実現できない。
でも黒人の宇宙飛行士がスマートフォンを持ってて
スマホの処理能力を反映させたら戦艦が完成し、
地球に攻め込んでくるという話になってます;
侵攻する前に宇宙船で地球へ到達したナチス達は、
地球で暴力を振るうネオナチ軍団に出会い、
ショックを受けて心が傷ついたりします;
やっと見た。_c0027929_13124698.jpg

ナチスは危険な存在として描いてますが
それに対抗する世界各国も
恐ろしく危険という描写になっていて、
世界各国のリーダー達はナチスが残ってて
再び攻め込んでくることを喜ぶんです。
なぜなら、戦争すれば支持率が上がるから。
そして相手が復活したナチスともなれば、
どんなに残虐な方法を使っても
社会から非難されないからです。
国家リーダー達の判断は、どんな時代でも
時には世界を破滅させるほど危険なもので、
人が幸福に生きていく為には、
とても小さくて儚い事を積み上げていく以外に
方法はありませんよね、
人種差別なんて最低ですよねっていう
熱いメッセージが最後にやってくるんですよ;
こんな映画とは夢にも思わなかった。
さすがにラストだけは具体的に伏せますけど
ショッキングで笑えないようになってます。
ちょっと編集が荒いけど予想外に立派な出来でした。


by frat358 | 2014-11-30 13:21 | DVDエラー大嫌い
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