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スライディング・ヘディングシュート2


3000坪の冒険と、時々音楽すごく映画。たまにサッカー
by frat358
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悪の皇帝ハイゼンベルグ

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ブレイキング・バッド シーズン4完結

========ほぼ完全ネタバレ=========

「ブレイキングバッド」とは。
「道を踏み外す」という意味らしい。
見た?ラスト・・・ゾッとした。
久々に全身、鳥肌が立ったわ・・・
主人公に共感できない場面が
凄い多くなっていくのも特徴的で、
脇を固めてる人物達の心情がマトモで
主人公ウォルターの精神状態が異常とか。
不思議な不快感が在るドラマだったなあ、と。
悪の皇帝ハイゼンベルグ_c0027929_16312924.jpg

ピンクマンが最後まで人の命を奪う事には
苦しんだり戸惑ったりするのと対照的に
ウォルターは平然と人の命を奪うようになったり。
そして何より、悪の皇帝ロスポジョスのガスって
実は凄いマトモだったんじゃないかという(笑
だってさー、振り返ってみれば
ぜんぶピンクマンかウォルターが
勝手に悪さしたり思い込みで暴走してるでしょ。
ボスも合理主義とは言え、殺害を早く実行してれば
こんなメチャクチャされないで済んだし・・・
ちょっと甘かったよね、決断が。
弁護士の事務所で会計か何かをやってるおばさんが
全部あんたが悪いんでしょ!って説教する辺りは
もう・・・本当に、おっしゃる通りです;
悪の皇帝ハイゼンベルグ_c0027929_1629081.jpg

ウォルターの動力源は科学者としての意地やプライド、
家族を守りたい意思だった訳ですが、
それが彼をどんどん残酷にしていったと考えれば
非常に恐ろしい家族ドラマと言えるし。
実は一番、冷酷な決断を下していたのは
ウォルターだったんじゃないか、と。
長くウォルターを応援してた視聴者は
最後に、それに気ずかされて
ゾッとするんだと思う。
でもなあ、悪趣味で不快なメッセージだけど
なんか心のどこかでニヤッとしてしまうような。
色々と凄まじいドラマでした。
このドラマが凄い視聴率を記録したアメリカって
やっぱちょっと病んでると思うわ;
これ日本で企画されて放送されてたら
凄い深夜枠で、一部の人たちだけが
異様に盛り上がったドラマ、という存在で
ヒッソリ終わると思う。
日本で万人ウケするドラマでは無いな、と
1人で思ったシーズン4完結でした。
シーズン5で本当に終了みたいなんですけど。
まだ私の近所ではレンタルできないみたい。
気長に待つとします。
悪の皇帝ハイゼンベルグ_c0027929_16292780.jpg

現在のアメリカでは子供1人を大学卒業させて
社会人にするには平均2000万円かかるそうです。
地方自治体が財政破綻しているので
学校はどんどん金額が上がる悪環境。
貧乏への転落パターンも、
稼ぎ手の旦那が急逝して妻子が貧乏に・・・
というのが非常に多くなってるらしく、
更にはアメリカで覚せい剤に手を出すのは
仕事を2つ以上持ってる頑張り屋が多いという
残酷な時代背景も、このドラマが大ヒットした
要因なのかもしれません。
悲しい時代が生んだ傑作、ブレイキング・バッド。
あなたも、見てみたくなりました?
by frat358 | 2014-09-18 16:31 | DVDエラー大嫌い
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