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私の住む街には三十三ヶ所に観音様が居ます。
全てを歩いて回るなら2ヶ月かかるとも言われ、 車でも1日では見切れないほどの数です。 母は時間をかけて三十三ヶ所まわるぞーと コツコツ、観音様めぐりに行ってるのですが、 ウォーキング企画で三十三観音も3つか4つほど 回るというイベントを見つけたので、 ワクワクで出かけていきました。 しかし実際に行ってみると 「12時45分までには必ず戻れ」とか 出発前、きつーく企画者に言われたり、 参加者も観音様なんか見ずに トットコ、トットコ、進んでしまうらしく、 それぞれの寺が御茶や茶菓子を用意して 迎えてくれているのに 皆がサッサと進んでしまう光景に唖然。 終盤、12時45分には まだ時間あるからと、寺で御茶だけ いただこうと飲んでいたら、 ドーン!ドーン!と花火があがり、 ウォーキング終了が合図されました。 時計を見ると、まだ12時にもなっていない。 それでも戻れと花火が上がったのだから 迷惑かける訳にはいかないと お茶を飲むのをやめてゴール地点へ行ったら、 参加者全員から「わー」と拍手を貰う始末。 いったいこりゃあ、なんだと混乱する母でしたが、 「最後のゴール走者なので♪」とか言われてしまった。 よくよく考えてみれば・・・ 母以外はウォーキングしたくて来てる訳です。 故郷に戻って2~3年の母には 三十三観音は珍しくても、 昔からここに住んでいる年寄り達には 三十三観音なんて全く珍しくもない。 要は、ウォーキング主体の集まりだったんです。 参加者に体調不良や怪我人が出た場合は 主催者の責任になるので、 12時45分までに参加者の安否を 企画者は確認したかった訳です。 だから12時45分に戻れというルールを つよく、つよく、言われた訳ですね。 母は散歩しながら観音様を回れると思ってたのに ぜんぜん違う集まりだったので不機嫌爆発。 家に帰ってからもムカムカが収まらず、 向かいの家に住んでるオバちゃんに こんな事がおきたぜーっと 怒りながら報告する始末でした。 そして、その日の夜。 あまりにも母の怒りが凄まじかったせいか 向かいに住んでる家族が 三十三観音のうち、見て回れる範囲は ドライブで見に行こうよと誘ってくれた; せっかくだから息子さんもおいでと。 でもそうなると師匠の晩飯が 用意できなるので困ったなあ。 おお、そうだ。師匠も一緒に行けばいい。 ということで、家族総出で 三十三観音めぐりドライブに出かけたのでした。 さすがに全部は見て回れません。 ある程度まわって終わりだろうと タカを括ってました。が。 なんと向かいの家の夫婦は母の為に 14ヶ所も回ってくれたんですorz ひとつひとつの寺と観音様を 丁寧に、丁寧にブログで書こうと 必死に写真を撮ったのですが、 それが仇になってどれがどれだか 分からなくなってしまいましたorz しかしそれでもなんとか 思い出せる観音様は居るので、 幾つかUPしたいと思います・・・ 間違ったらホントごめんなさい。 一応、確認しながら書きますが それでも間違える可能性が・・・ 三十三番目の札所、観音様となっている赤池観音は 車の駐車スペースも、そこそこあって。 それほど行くのに難所という感じではなかったです。 (最初はね、そう思ったんだよね・・・) 全ての札所に、こういった説明文が書かれていて、 いつ作られたのか~とか、作られた由来とか、 大まかに知ることが出来ます。 現れたのが、この階段。 これが印象深くて赤池観音は よーく憶えてたんだな俺は・・・。 足を怪我してる人間が登る距離じゃないですよね。 えっちら、おっちら階段を登っていくと、 左に赤池観音様。右に進むとゲンベエさんという 人気者の神様が居ます。 げんべえさんは学問の神様らしくて 受験などを控えた学生が御願いをしにきます。 里芋と焼酎を供えて御願いすると よく願いを聞いてくれるそうで、 げんべえさんの周囲は里芋と焼酎だらけでした。 見に来る人が多かった。 落ち着かなくて、これ以上は撮影できず。 この中に赤池観音が在ります。 檜の一本作りらしい。 全ての札所に休憩所が在るんですけど、 周囲に住んでる方々が漬物や茶菓子、お茶などを 見に来た人たちに振る舞ってくれます。 とっても嬉しいしとっても美味しいのですが、 三十三ヶ所を回った場合は 三十三回、お茶を飲むことになります; 「どうぞ、お茶だけでも飲んでいってください」 とか言われれば「ありがとうございますー」と、 思わず行ってしまう訳ですが、 それを三十三回もやった日にゃあ お腹たっぽんたっぽん間違いなしです; 私は車で14ヶ所まわりましたので 14回、茶を飲みました。 何処も親切で美味しくて、思わず足を 止めてしまう訳ですが、だんだん具合が 悪くなってくるほどの量になっていきます; 七番札所、石室観音の横には 石水寺という寺が在りまして、 この画像は、その寺に在る石の門です。 ここの観音様も見事なのですが、 石水寺の中にも立派な仏様が在って、 思わず見とれてしまい。母とはぐれた私; 5番札所、鵜口観音の周囲は 車を止められるスペースも、ほとんどありません。 少し山道を登った辺りに在って、 周囲を見渡すと球磨川が見えます。 うお、危なくないかこれ!と思うような 小さくて急な階段を登っていくと、 優しいおばあちゃんが迎えてくれる休憩所と ひっそりとたたずむ鵜口観音が在ります。 師匠、この場所が気に入ったのか、 ぐったりしてたのに元気になって 休憩所の食べ物を物色。 あなたが食べれるものはありません; 九番札所の村山観音周辺は、お地蔵さんがいっぱい。 立派な石の階段を登ると、かなり大きめの 千手観音像があります。ちょっと圧倒されちゃった。 観音像も凄いんですけど、この周囲は 絵になる風景が多かったなあ。 何度か書いた事があると思いますが、 師匠は、こういう・・・霊的な場所に来ると 急に一点を見つめて動かなくなる事があります。 とうとう、この村山観音で動かなくなりました。 じーっと、お地蔵さんを見つめてます。 こういう時の師匠は何を言っても聞かないので 彼の気が済むまで待つしかありません。 暇なので撮影してみました。 こんな感じで、お地蔵さまや観音様を見つめて まったく動かなくなってしまいます。 これねえ・・・何処だか忘れたけど ドライブが始まって最初の頃に登ったんだよね・・・ 足の傷が開きそうになって、ズキズキしてきて やべえー失敗した・・・来ないほうが 良かったかもしれない・・と、一瞬思ってしまうほどの 長い、長い階段に思えた。発狂階段と名付けよう。 もっと写真あるんですけど もう、何がなんだか分からない(笑) このあたりで終了させていただきます;
by frat358
| 2011-09-25 23:03
| 熊本ハーフ
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