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スライディング・ヘディングシュート2


3000坪の冒険と、時々音楽すごく映画。たまにサッカー
by frat358
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見たくないものも、見る事はある。



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数年前に付き合いのあった会社が産地偽装で社長が逮捕されまして。

逮捕を知ったのは数日前です。偽装の噂を聞いたのは数年前ですが。

あまりショックは無かったです。そして内部告発だったということも

凄く納得できました。そうだろうなーって。細かく説明していきますと。



とにかくですね、食べ物の産業というのは、恐ろしく汚いのです。

まずはこれを前提にしないといけないです。そして流通の世界に関しては

人が埋められたりするほど危ない世界だとも聞きます。

自分で作って売るという事は、食べ物と流通という、汚くて危険な2つが

密接に絡んでくることもあり、図太さ、冷たさ、ずうずうしさ、

強気、自己陶酔、根拠の無い自信、エネルギーに溢れた内面、などなど。

私に足りないものが沢山、必要になります;ほんとに・・・痛感するほど。



もちろんマジメに働いてる人も居ます。というかマジメな人のほうが多いです。

でも世間でチヤホヤされているのは、大抵わるいことしてる会社です。

今回捕まった会社も、全国ネットのテレビに沢山出ていました。

それはテレビという世界も、同様に汚いからとも言えますが。

ただ、彼らだけを責めるのも、少しナンセンスです。

皆さんも実生活で感じていると思いますけど、上場しているような大企業の菓子類でも

おっそろしく、量が減ったと思いませんか?手ごろな値段で発売する為には

量を削るしかない。大きな会社でも、そんな決断をする他ない。

そういう時代になってきています。そして海外から入ってきた菓子類が

異常なほど安価で買えますよね?100円とか。この流れは恐らく、

止めようが無いと思います。国家レベルの判断で起きている流れです。

私達に出来る事は、ほとんど無いと思います。

それと同時に、日本のスナック菓子は世界で1番おいしいと、

えこひいき無しに感じている事も書いておきたいです。本当に凄いです。




こちらで食べ物の会社経営をしている方々を、沢山見てきました。

大きな成功を収めている人に共通しているのは、話が大きい事と

家族を大切にする事です。部下の事は大切にしてませんでした。

部下は安い給料で働かせて、自分は高級外車を乗り回し、

家族と過ごす時間、子供が育っていく喜び、それらを大事にしてる方が多い。

経営面で維持できなくなると、まず部下に犠牲を強います。

それでも厳しい場合は、更に部下に犠牲を強います。それと同時に

今回のような偽装なども頻繁に行うようになるのかもしれません。

しかし地方都市の小さな会社は縦社会ではなく、顧客管理、電話応対、

広告作成、原料加工、梱包、販売、あらゆる事を要求されるので

結果として横社会的に情報をシェアしています。誰が誰を好きなのかさえ

全員が情報をシェアできています;恐ろしいほど横繋がり。

産地偽装なんていう大問題ともなれば、部下全員が知っていたハズです。

そのなかの誰かが、おそらく強い犠牲を強いられて、

今回の発覚と逮捕に繋がったのだろうと想像しています。



話が逸れてしまうのですが、書いておきたいこと。

自分と同世代の自営業者が、ことごとく失敗していくのを見ました。

1人、2人、3人、、、いずれも良い時期があった人達です。

そして良い時期に、自分が理想としていた事を実現しようとして、

そこから、ゆっくりと失敗していきました。具体的に書くと、

パン屋として細々と成功を続けていた方は、店の前に大規模な庭工事を

突然、始めました。かなりの人数で作業してました。その後、潰れてしまう。

家族で、こだわりの食事を時間限定で出していた店も潰れました。

充分に客が入っていたし、そのまま経営を続ければ良かったと思うのだけど、

店内の改装を始めたんです。数ヶ月もです・・・実は以前にも

長期間に渡る店内改装をしていました。そして店が再び開いた時には・・・

経営者そのものが変わっていました。


自分が成功するまでの道のりと、奥さんとの愛情物語を書いた紙を、

テーブルの横にひっそり置いて、自分の成功をささやかに、

いや、ある意味では、これでもかと主張していた人でした。

最後に彼を見たのは、私がその紙を読んで、うなぎ屋さんを通りかかった時。

明らかに支援者と思える方との食事会に見えました。

しかしそれ以後、彼を見る事は無かったです。

そこが彼のピークだったのだと思います。





話を戻します。今回逮捕された業種と同じ事をしている会社が、

私の自宅から40キロほど離れた場所にあります。

親子で経営されていて、場所も分かりにくく、あまり売れてません。

彼らは話が大きくなくて、ハッキリと伝える人達でした。

悪く言えば退屈な人達です。良く言えば地に足が付いている人達。

彼らが言ってました。国産よりもアフリカ産のほうが出来が良いと。

残念ではあるけれど、それが現実でした。最初から負けてたんです。

最近は保守系の方々がネットには多くて、日本人こそ、国産こそ

至高だと考える方が多いようなのですが、分かってるとは思いますが、

何から何まで日本が上という事は無いです。特に食の世界は残酷で、

こだわりの製品を作ってる方々が勝利しているかというと、

そんなことは無いです。こだわった物と、適当に作った物。買う側にしてみれば

前者のほうを選びたいですよね?でも生産する側は、

こだわっても適当に作っても同じような利益換算になる事が多いんです。

こだわった分だけ資材も時間も人件費もかかってしまう。

適当に作った物の2倍売れたとしても、

こだわる事で経費が2倍かかっていれば利益は同じです。



それを打破して経営を安定させるには、量を減らしたり、

値段を上げるしかない。でも景気は浮き沈みがある。

地方都市の小さな生産会社ともなれば、

手広くすればするほど、風向きが悪くなった時には

負担だけが大きくなっていく。そんな現実を数年、見つめてきました。



こうすれば上手くいったんだよ、なんて言うつもりもないです。

彼らの人生であり、経営者ともなれば文句を言われる事が無い代わりに

あらゆるものを背負う人達だと思うので。

でも、厳しい中で、なんとか頑張ってます、と言える人達は

自分の扱っている商品そのものを、本気で愛してる人が多いです。

その思いは彼らにとって、言葉にならないほど強いです。



今回逮捕された人が、私に自分語りをしてくれた事があります。

こだわって作った物が、キロ数千円で売れたという話でした。

生産方法にこだわった事よりも、買い取り額の話が

強調されてたように記憶しています。周りからは結果を出すまでは

こんな酷い事も言われたけど、この金額で売ってみせた、と。

思い起こしてみると、作物の話は少なかったなあと。

悔しかったのだろうと思います。味方も居ないどころか、

批判と否定と偏見の中で結果を出した。嬉しかったハズです。

でも作物に対する愛が小さいならば、

作物を利用して自分の存在意義を作ったと、言えなくもないかなと。




自分の愛を全面に伝えようとする人も、意外と危険かもしれません。

でも愛情を込めて生産している方々が、細々と、

それでも続けられている、ということは・・・

消費者が、生産者の愛を感じ取れていると、言えなくも無いですね。

最後だけちょっと希望のある文章になってよかったです。




# by frat358 | 2019-04-15 00:47 | イルマ侍 | Comments(0)

故人の名誉



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「ウィンチェスターハウス」
(映画のコンセプト面に関してネタバレと言えるかも。ご注意ください)




実在する、増築しまくった謎の屋敷を映画化してみました、的な。

ホラー好きな人であれば、1度くらいは聞いた事があるかもしれない、

ウィンチェスターハウス・・・これって何かと言うとですね、

アメリカで南北戦争っていうのが起きた時に、アメリカの北軍が

ウィンチェスター銃っていうのを使っていたんです。

これが非常に性能の良い銃で、マスケット銃を使っていた南軍を

バタバタと倒していったそうです。で、ウィンチェスター銃を作ったのが

「ウィンチェスター」という会社なんです。戦争で莫大な利益を得て

大金持ちになりました。いわゆる「死の商人」と言えなくもない。

アメリカ北部にとっては「英雄」と言えるかもしれません。

そんな、大金持ちになったウィンチェスター家の皆さんなのですが、

奥さんが毎日、毎晩、幽霊を見るようになりました。

霊媒師に相談したところ、ウィンチェスター銃で死んだ人達が、

あなたを怨んで集まってきてるんですよと。そう言われたらしく。




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その霊を鎮めるために、奥さんは家を増築、改築、建て直しを

亡くなるまで続けた、という実話です。これを映画化しました。

あまりにも有名すぎる話なので、あえて21世紀に映画化する意味が

果たしてあるのかどうか・・・って、単純に思ってしまうのですが。

凄く興味があって、見てしまいました。なぜか。理由はね。



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ウィンチェスター夫人を演じたのがヘレン・ミレンなのです。

ヘレン・ミレンは過去にエリザベス女王を演じたり、

私の世代でも認知度の高い女優さんです。

ヘレンさんは若い頃から業界に居る女優さんですが、なんと今回が

初めてのホラー映画、出演。仕事に困ってるようには見えないし

下手すると今まで築いたイメージが崩壊する可能性もあるので

リスクのある出演だと思いましたが・・・

実際に映画を見てみると、なぜヘレン・ミレンが出演を受けたのか

自分なりにですけど納得できました。



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映画の中で、ヘレンさんが演じるウィンチェスター夫人は

幽霊が見える事に怯える異常な老貴婦人なのではなく、

家族と責任感の強い女性として描かれていました。つまり・・・

ヘレンさんは今回、ウィンチェスター夫人を演じる事によって

夫人の名誉を回復させようとしてのではないか、と。

狂人などではなく、自分に課されたと感じた事を真摯に取り組んだ。

それは私達が「死なないと分からない世界について」だったので、

決してウィンチェスター夫人を狂気の女性と断言すべきではなく、

寛容に、1人の女性としてウィンチェスター夫人を見つめてみてほしい。

もちろんホラー映画なので、ホラーだなと思える場面は沢山ありますが

ウィンチェスター夫人を演じたヘレン・見れんはこの映画でも

彼女らしい気品や強い意思を感じさせる演技が健在です。



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なんとなく怖がられている伝説の存在って日本にも沢山ありますが、

それらの人々を人間として扱っていく視点は、怖がられるほどに

消えうせていくような気もします。ふと立ち止まって、

ウィンチェスター夫人が生涯に渡って続けた、霊を鎮める為の増築を

彼女を人間として見つめてみる映画が誕生した事は

とても素敵な事かもしれません。そんな気持ちになりました。






# by frat358 | 2019-03-22 02:54 | DVDエラー大嫌い | Comments(0)

見に行きました。



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「アリータ・バトルエンジェル」



ターミネーター、タイタニック、アバターなどを製作した

ジェイムズ・キャメロンがプロデューサーで参加しています。

日本で、知る人ぞ知る「銃夢(がんむ)」の映画化に挑んだ今作。

映画館で見てきました。3D上映。私が子供の頃も3D映像はありましたけど

今のとは違って、見てると疲れやすいというか、映像も荒っぽい面がありました。

最新の3D技術を、これでもかと見るつもりだったのですが・・・

映像が飛び出してくるような3D演出は、ほとんど無かったです。

代わりに見ている人を圧倒したのは「全体の立体感」でした。

建物の遠景と、中央に配置されたキャラクターの立体感とか、

主人公が着ているバトルスーツが3D化される事でリアリティ増幅とか、

ほーら凄いでしょ3Dだよーっていう時代は、すでに終わっていた。

3D技術が成熟期に到達してると感じさせる出来栄えでした。




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ストーリーのネタバレは控えたいのですが、

どうしても私は具体的を避けつつも核心に触れたがるクセがあるので

伏せるのが、なかなか難しい・・・何よりも感じたのは

アリータの人間らしさ、です。主人公のアリータって脳は人間ですけど

身体は人工物で作られています。ストーリーも展開も、それほど革新的ではないし、

というか「銃夢(がんむ)」という原作自体が、かなーり古いですから

その辺の「設定ありがち感」は仕方ない面もありますよね。

じゃあ何が印象的だったかというと、アリータの人間らしさと、

アリータの、戦士としての感情面、女性としての感情面です。



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ちょっとキレやすいところがあって。でもそれが不快とかではなく、

傷つきやすいからなんだよっていうのが伝わってくるんです。

その傷つきやすさと、信じたら突っ走る不器用な生き方が

見てる人の心を締め付けてくるような。そんな主人公でした。

でも前述したように、アリータは完全な人間ではなく、

アンドロイドに近いような存在で。そんなアリータが

誰よりも人間らしく見えるという点に、新時代の地球では

こういった生命体が人間よりも人間らしく生きている、と感じさせました。




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私は原作を最後まで読んでいないので、ラストが原作と同じなのかは

判断することが出来ないんですけども。基本的にはアリータという主人公が

のたうち回りながらも、強く生きようとする「スピリット映画」だと思いました。

見た人に「問い」ではなく、精神性を投げてくるタイプの映画です。



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かつて「レオン」という映画で有名なリュック・ベッソン監督が、

女性が主人公だと腕力ではなく、アイデアでピンチを切り抜けるので

とても魅力的に感じると話していた事があるんですけど、

でもそこには、女性らしさも在って欲しいと私は思っていて。

女性キャラなのに男性視点、男性感性で動き回る女性キャラは

映画の世界に結構居ます。アニータは生まれたての生命なのを感じさせつつ

女性らしい描写も沢山ありました。でも、あくまでもアニータは

「戦士」なので。女戦士という表現に挑んでいる作品でもあります。



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原作が古いのも事実で、プロットや展開は、どこかで見たようなものも

いくつか感じましたけども。「女戦士」であるという事を軸にすることで

21世紀に「銃夢」が甦ってくれたとも、言えるかもしれません。

良い映画でした。




# by frat358 | 2019-03-22 02:37 | DVDエラー大嫌い | Comments(0)

ガリレオガリレオー、2月8日。


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今日は、映画「ボヘミアンラプソディー」のネタバレ記事を書きます。

まだ見てない方で、バレなしで映画を見たい方は、読まないでねー。



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正直に書きますが、素晴らしい演技を見せてくれたクイーン役の4人が

本物のクイーンに見えた瞬間は、個人的には1度もありませんでした。

これだけ読むと批判してるように聞こえるかもしれませんが、その逆で。

愛が深いからこそ、徹底して本人達に見えるように頑張った訳で、

実際のメンバーとソックリに見える瞬間が何度もあるほどに、

単純にクイーンへの愛情だけ伝わってくる気持ちになりました。



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なかでも、あまりにも似ていて笑ってしまったのは

ベースのジョン・ディーコンを演じたジョゼフ・マゼロさん。

ほんとヤバいです。似てるっていうか本人にしか見えないレベル;

映画ですから若い頃のジョン・ディーコンに似てるんだけど、

ディーコン本人がタイムスリップして演じてるようにさえ見えました。

口元、目元、笑い方、ぜんぶ似てます。演奏も実際にしているので

演奏に関しても本人と似せる事が出来ている。

似てる事だけを評価点にするならアカデミー賞あげていいレベルです。



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ドラムのロジャー・テイラーの技術面だけは、演技者が真似するのは

不可能だったそうです。これは演技者に問題があるというよりは、

ロジャーのドラム技術が上手過ぎる、というのが正解だと思います。

ロジャーのクセや動きなどを本人から習う事で、

それっぽく見せて解決したそうです。難しそうだったら発想を切り替えて

違う方向でベストを探すのも、良い事だと思います。



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ロジャーテイラーってイケメンだなーとは当時から思ってましたけど、

やっぱり実際も、彼が一番人気だったようですね。

デビュー当時の宣伝写真を見ても、メインボーカルのフレディーと

同じくらいの立ち位置でロジャーが映ってるの多いです。

イケメンは前に出す。いつの時代もロックは同じ。

そしてロジャーは短気だったようで、その辺も映画に出てきましたね。

ドラムが短気なのは世界共通なのかもしれん。ドラムはケンカ担当。



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I want break freeというプロモではメンバー全員が女装しましたが、



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ロジャーだけはガチで通用するほど可愛かったのも有名な話。

少しだけど I want break freeのプロモが映画でも再現されてて嬉しかった。




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話は変わって、フレディー・マーキュリーという人は出っ歯でした。

映画でも、フレディーの前に出た歯並びは再現されています。

正確には一般的な人よりも前歯が多かったそうで、単純に考えれば直せば良いけど

歯が多い事によってクチの中が広がり、自分の歌声に貢献してるとフレディーは考え、

前歯を治そうとしなかったそうです。この「前歯」というエピソードは

映画の中でも少し出てきましたね。でも私は生前のフレディーをTVで見ていた時に

1度も前歯の事が気になった事は無かったです。なので前歯のエピソードは

ちょっと意外でした。フレディーはハンサムだし歌も上手いし八頭身だし、

コンプレックスは1つも無いと思っていたんですけど、彼にも悩みは在ったと。

でも、そのコンプレックスが自分の歌声を支えていると信じていたし、

実際、歯科としての視点や声楽に関する視点で考えても、歯を直さないほうが

歌声として正解だったという、研究結果も出ているそうです。

子供の頃のフレディーの写真も見てみましょう。




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うん・・・確かにこの状態は、本人が悩んでも不思議じゃないレベルですね。

インド系の家庭に生まれたフレディーは、家族を大切にする家柄だったと思います。

そんな彼が家を飛び出してミュージシャンを目指し、家庭を得ずらい、ゲイという

性的な個性を持っていたことは、フレディーの両親にとっては

応援しずらい事だったと思われます。それでね、まあ・・・映画自体が、

狙って構成したとは思うのだけれど。それでもね、

フレディー・マーキュリーという人間の生き様を表現できている曲が、

クイーンの中に2曲あるんだと思います。その2曲とは・・・

「ボヘミアン・ラプソディー」と「ウィー・アー・ザ・チャンピオン」



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ボヘミアン・ラプソディーという曲は、人を殺してしまった若い青年が、

「殺した」という行為に対しては淡々と振り返りながらも、自分を産んで

育ててくれた母親に対しては、途方もない愛情を歌っている曲です。

この曲の内容は、長く自分にとって理解できない設定だったんですけど、

でもフレディーの人生を振り返ってみると、家庭を作れなかった事で

両親の期待を裏切り、ゲイだった事で母親を混乱させています。

クイーンは曲の説明を嫌ったバンドなので、ファンがそれぞれに

曲を解釈していくのですが、私は映画を見ていて、どう考えてもこの曲は

両親の期待に応えられなかった事を、謝っている曲なんだなと感じました。




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「ボヘミアン・ラプソディー」という曲自体は、当時としては恐ろしく長くて

6分を超える大作になっています。ラジオで曲を流してもらって

レコード店でレコードを購入していた当時の商業システムからは、

完全に逸脱した曲だったと言えます。3度に渡って曲の構成が変化するし、

3曲分を1曲にまとめた事はフレディーも認めています。

そしてフレディーは若い頃から音楽理論と格闘していた事も有名で、

要するに、この曲は、フレディーにとって渾身の1曲なんだと思います。

歌っている内容も、ガリレオとかフィガロとか意味不明な言葉も出てきますが

まさにこの、意味不明な言葉が脳内で、華麗に渦巻いていること自体も

フレディーの内面を表現できているのかもしれません。



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フレディーはサインを断る時も独特で、どうしていたかというと

「ノー!ダーリン!センキュー!」って叫んでいたそうです;

ちょっと普通じゃないですよね。ガリレオガリレオ~♪なんていう歌詞を

6分を超える曲に入れてくるのも、フレディーらしさが炸裂していると、

言えるんじゃないかなーと思います。



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初期のクイーンは「キラークイーン」という曲がヒットしたのは事実ですが、

その後にどんな曲を作っていくか、難しい時期がありました。

要は、一発屋になってしまう可能性も大きかった。ファッションに関しても

時代遅れのグラムロックのような衣装を嘲笑される事もあった。

そんな彼らを支えたのが日本の女性ファン達ですけど、残念ながら映画では

この部分がフォーカスされる事は無かったですね。

まあ現状でも132分という長編映画なので;日本とのエピソードが

省略されてるのは仕方ないところか。それでもフレディーやブライアンが

日本風の洋服を着ている場面が何度か出てくるのは嬉しかったですねえ。

きみたちの応援を忘れてる訳じゃないからね?っていう、クイーンらしい

粋なメッセージに思えたり。というかクイーンというバンドを本気で追いかけて

本気で映画化するなら、日本との友情を無視するのは不可能です。



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クイーンが世界的に知られるようになったのは晩年だったと言えます。

何がきっかけになったかというと・・・スポーツです。野球とサッカー。

野球のスタジアムで「ウィー・ウィル・ロックユー」

サッカーのスタジアムで「ウィー・アー・ザ・チャンピオン」

この2曲が頻繁に流されるようになって、スポーツファンが

クイーンを知る機会になりました。私もサッカー観戦をしていた時に

大音量でWe are the championsを聞いた事ありますけど気持ちよかった。

この曲は、どうだ勝ったぞ、すげえだろっていう内容ではありません。

苦難を乗り越えた人間は、誰もが勝者である。私達はチャンピオンなんだ。

そういう曲です。you are theではなくwe are theになっているのも

クイーンらしい感性と言えるんじゃないかなーって思います。

そして病気でも最後まで歌を続けたフレディー・マーキュリーという人間が

映画の中で堂々と、この曲を歌っている姿は泣ける、泣ける。

でも感傷的になり過ぎないように、途中でHammer To Fallを挟んでいるのも

凄く良かったですね。実際のライブエイドでの演奏でも

この曲は演奏されてますが、きっちり映画にも入れていくあたりが

クイーンらしさを分かってらっしゃる構成になってたと思います。




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悲しい事に、この映画を担当した監督さんが暴行容疑で捕まっており、

アカデミー賞ノミネートからも除外されるという事件が起きています。

最初に決まっていた監督さんが主演のラミ・マレックと揉めてしまい、

それによって選ばれた監督さんらしいのですが・・・

なかなか、監督という立場とは因縁のある映画になってしまいましたが。



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あっという間の132分。興味のある方は是非。










# by frat358 | 2019-02-08 17:44 | DVDエラー大嫌い | Comments(0)

keep on fighting 'til the end



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見てきました。ボヘミアン・ラプソディ。映画館で見るのは久しぶり。

上映時間を調べてみたら132分と書いてあったので、躊躇しましたけど;

途中で自分の集中力が切れるかも~とか不安もありましたが。



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見てみたら、あっという間でした。え?!もう終わり!?ここで終わり!?って。

そんな風に思ってしまったのは、私がクイーンを大好きになったのが

「イニュエンドウ」というアルバムからなので、そのせいかもしれません。



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「イニュエンドウ」は、クイーンとしてのキャリアが終盤になった頃のアルバムです。

正確には、これがラストアルバムだったと考える人も多いと思います。

「イニュエンドウ」の発売後、フレディーは他界。その後、映画のタイトルにもなっている

「ボヘミアンラプソディー」という曲が再びシングル発売されたり

「メイド・イン・へブン」というアルバムも発売されましたが。

フレディーが生きていた時期に発売された、最後のアルバムが「イニュエンドゥ」です。

イニュエンドウの前作で「ミラクル」っていうアルバムもあるんですけど、

私はその「ミラクル」というアルバムからクイーンを本気で聴き始めています。

筋金入りのファンの皆さんは、私にとっては大先輩と言えます。



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もちろん、それ以前からクイーンは知っていたし、曲も沢山、聴いてました。

でもクイーンのファンになったのは「イニュエンドウ」が大きいです。決定的でした。

こんな物凄いアルバム、久々に聴いたなあ、いや初めてかもしれないって。

私にとって「イニュエンドウ」は、そんな気持ちになる凄いアルバムでした。

クイーンが目指した音楽性が、完全に表現されたと思えるような出来です。

このアルバムでクイーンは、音楽と両思いになった。本気でそう思いました。

自由に動き回っていて、なおかつ完璧なのです。いつまで褒めてんだ私は;



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そろそろ映画の話をしますね;えーっとですね、この映画は・・・

フレディ・マーキュリーという人物を中心に製作されています。

フレディーが最愛の女性と人生の中で出会えていたこと。

でも性的という意味では、フレディーがゲイだったこと。この2つが映画の軸です。

バンドとしての道のりも、いくつかの脚色を含みつつも丁寧に追っていますが

フレディーはメンバーで唯一、家庭を持てなかったので、心に空洞があったのでは?と。

そういった視点から、パーティーばかりしていた時期にも説得力を持たせています。



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誰もが想像できると思いますが、フレディーは凄くロマンチストだったと思います。

そのロマンチックな面を独り占め出来るハズだったフレディーの恋人、メアリーは

フレディーがゲイという事に気ずき、大きな敗北感を経験したのだと思いますし、

それゆえにフレディーと距離を置きたがった。フレディーはメアリーと暮らしたいけど

男性に興奮してしまうのも事実で。葛藤を続けながら創作を続けていった。


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フレディーの孤独を描写する為に、結果的に映画の中で犠牲になってしまったのが

バンドメンバーとの友情関係かもしれません。ずっと、よそよそしいような関係が

映画の中で長く続いていました。私が最近になって感動していることの1つに、

ギター担当のブライアン・メイが、いかにフレディーを献身的に支えていたか。

という点があります。フレディーとブライアンは戦友のような関係だったと思いますが、

ブライアン・メイという人は、フレディーにとって母親のような存在だったかもと、

思ったりします。フレディーの体調悪化が激しくなった頃、

一緒に寝泊りしながらフレディーの体調が良い時にレコーディングしていたそうです。

その頃に録音された曲の1つに、Let me liveという曲があります。










生命感あふれる合唱とは対照的に、メインボーカルを務めているフレディーの歌声が

曲の中で少しずつ弱まっていくのが、分かりますでしょうか。

この曲で2番の歌詞を歌っているのはブライアン・メイです。

限界に近いフレディーを支えるかの如く、2番の歌詞を歌ってるように私には聞こえます。

2人とも、この後に訪れる運命を悟っていて、その瞬間が来るまで支えあってるような、

感動的な曲に仕上がったと思います。でもフレディーという表現者は、

恐らくファンが、そういった形で感動する事を快く思わないかもしれません。

フレディーは自身がエイズであることをギリギリまで公式発表しなかった。

不治の病になった可哀相なミュージシャンが歌います~みたいな

同情と悲観に溢れた視点で見られるのを、フレディーは嫌いました。

ちょっとネタバレになっちゃうのが不本意なのですが、

音楽に対する姿勢が、死を目前にしても変わらなかった、不変だったという事が

映画の中でも表現されています。その事が見ている人を猛烈に感動させるのだと思います。

そしてこの前進を辞めない姿勢こそが、生前最後のアルバム「イニュエンドウ」が
私にとって究極のクイーンだと感じさせる理由だとも思います。




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こんな感じの文章になる予定は無かったのですが;

よく分からん映画評になってしまい、すみません;

映画館に行く予定が無い人も、ぜひレンタルになったら見てほしいし

大音量で見たい人は、今すぐ映画館で。

書き足しみたいになっちゃいますが、曲の日本語訳(字幕)も素晴らしかったです。

長くなり過ぎず、なおかつクイーンを捉えた見事な意訳でした。










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# by frat358 | 2019-02-04 18:25 | DVDエラー大嫌い | Comments(0)

She's on your mind



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フレイというバンドのOver my headという曲は、

凄く好きな歌として挙げる音楽ファンも多くて、

それなりに知られてる曲だと、思うのですけども。



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初めてプロモ映像を見た時は、主人公として登場する少年の表情が

本当に素晴らしくて、愛おしくなるようなプロモだなって思いました。

Over my headの歌詞についても当時は大して考えておらず、

しっかりとヒアリングもしなかったんですけど。多分、まあ・・・

悩んでいた少年時代を歌ってる曲なんだろうと思ってました。

でも昨日、ようやく気ずいたんですけど、こう歌ってるんですね。




Everyone knows I'm in  Over my head Over my head


With eight seconds left in overtime


She's on your mind She's on your mind




サビで、曲のタイトルになっているOver my headという歌詞を2回。

そしてもうひとつ繰り返してる歌詞が、She's on your mind.


「she」って歌ってるんですよ。恋の歌だったんです。


大切な人が頭の中でグルグル回ってる感じがします、と。

でも、その大切な人は、違う誰かを想っている。

悪く言えば、よくある題材の歌なんですけど。でも不思議なのがね、




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プロモに「she」が出てこないんだよ。



sheって歌ってるのにsheが映像に出てこない。

まったくプロモ映像には、その「誰か」が出てきません。



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正確には授業中の映像に数秒ですけど女子も映っています。
でも、まるで背景のように存在感は無くて、
主人公の少年にとっての大切なsheでは、なさそうです。



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そして基本的に、少年は1人で映像に映る事が多くなっていて、
どこかに向かって歩いてるような感じもしますけど、
行きたくて歩いてるような印象がありません。
目的地に着いても、ボーっとしてる感じです。
友人達と思われる同級生達と笑顔で話してる場面は出てきますが、
やっぱりsheは映像に出てきません。



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sheに向けて歌われた曲なのにsheが出てこない。
これは多分、少年が暮らしている世界の中では
完全にsheとの関係が、終わってしまっている。少なくとも
少年の中では、完全に終わっている。完全に終わっているのに
終わった人の事が、いつまでも頭の中でグルグル回っている。
少年は大勢に囲まれて生きているのに、孤独な想いと対峙している。
それを表現する為に、少年にとって大切なsheを登場させない。



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思いきった表現をしてるんだなと昨日、気ずいたのでした。












# by frat358 | 2018-12-06 16:35 | | Comments(0)

偉大なるヒュー・ジャックマン




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ウルヴァリンを辞めたヒュー・ジャックマン。注目しています。
代表作を、あえて自分の意思で卒業した事が英断となりえるのか。
これってウルヴァリンを演じるのがイヤになったのではなく、
ウルヴァリンの為に使っている時間を、違う事に使いたくなった訳なので。
それが一体、何なのかという意味で注目しています。


笑顔が素敵なヒュー・ジャックマンですが、代表作はウルヴァリンなので
怒った顔のほうが演技者として有名かもしれません。
それとは真逆の、プライベートな面でのヒュー様は
いつも笑顔で元気なイメージがあります。年上の奥さんとも
大変に良好な関係を続けていて、インスタグラムやツイッターなどで
なかよし家族なのを伝えてくれてもいますが・・・。

隠居しても構わないほどの大金を持っていながら、
あえてその、金脈と言えるウルヴァリン役を卒業したヒュー様。
彼が長く、完成に向けて関わっていたのが今回、紹介する
「グレイテスト・ショーマン」です。



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PTバーナムという実在したショーマンを演じた作品なんですけど、
しかし・・・この映画の主人公は、正確には興行主だと思うし、
彼がしていた事を分かりやすく、悪く言えば「奇人変人ショー」です。
生まれながらに小さな人、大きな人、肌の色が違う人、などなど
見た目が珍しい人を集めて、彼らにショーをさせていた。
犯罪としか思えないハッタリで資金を準備し、
視点によっては障害者を見世物にしていた男なのですが、
それらの事実を映画の中で隠す事もなく、なおかつ不快にさせずに
見ている人を感動させたのは、時代の進化も影響してると思うけど、
この映画のテーマが非常に前向きなものだからだと思います。
そのテーマとは・・・「みんな違うから、みんな輝く」









見た目が個性的だからという理由で、
世の中から隠されたように生きていた人達を舞台で活躍させて、
家を与え、自立させ、生活できる環境を与えていた事は、
こういったショーをしていた当時の興行主を紹介する際に
あまり強調されない事です。この辺りの面も映画の中で
少しですがスポットが当てられています。
ヒュー様が演じたPTバーナムのショーに参加している人達は
みんな幸せそうに仕事に励んでいる。これは大事な点です。

ほい。マジメは話は、この辺にして~ですね、
今回の映画で個人的に分かった事があります。それは・・・


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ヒュー様、歌が上手かった!



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ヒュー様、ダンスも上手かった!




この2点だと思います。ハンパじゃないです。
特にダンス。40代のオッサンとは、とても思えません。
キレッキレです。ダンスと歌なんてウルヴァリンを演じてたら
披露するチャンスが無いですからね、ここぞとばかりに踊る、歌う。
私の知らなかったヒュー・ジャックマンを沢山、見れました。



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ちょっと違う話なるけど、日本のテレビ番組で
ヒュー・ジャックマンが出演していたとき、こんな事がありました。
一緒に出演してたハリウッド女優さんがハイヒールを履いていて、
転びそうになったんですよ。そのとき、一瞬で転びそうな事に気ずき、
誰よりも早く身体を支えたのがヒュー様でした。
ニコニコ笑っていたのに、女性のピンチを見かけた瞬間、
真顔になって女性を受け止めて、こう言ったんです。「you ok?」

私ね、これを見た時に、ヒュー・ジャックマンという男は
本能で女性を守ろうとする人だと感じました。
「俺が守ってみせる!」とか「俺が居れば大丈夫だ!」とか
ヒューは絶対に言わないタイプだと思います。
でも本能で、イザという時に行動できる男だと思います。
そして恐らく記念日とかになれば、これでもかと
愛の言葉を伝えるような男だとも思います。てゆうか
インスタだったかツイッターで、そういう事してたし。


男女平等を社会が目指すのは大切な事だと思うけど、
それと同時に、男らしさ、女らしさというのは絶対にあると思うのです。
この「らしさ」というのを省いて平等を目指してしまうと
お互いが息苦しい世界になってしまうのではないか。
そんな事も思ったりします。あのときヒューが見せたのは
本能だと思うし、まさに「男らしさ」だと思いました。



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そんなヒュー様、仕事で出会う女性たちには
意外と冷たくあしらわれてる場面を見かけます。
でもこれって女性陣からの、愛情の裏返しだと思う。つまり・・・
「あまり優しくすんな!惚れてまうやろ!」という事なのではと;

愛妻家で有名なヒュー様に本気で惚れる訳にはいかないもんね。
でも本能で、イザという時は行動してしまう罪作りなヒュー様。
まさに男の鑑。山のように大金を持っているのに
それを全く意識もしない。自分で在り続けて挑戦も続ける。
私はヒュー様になりたい。目標はヒュー様。無理か。



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グレイテストショーマンのヒットで、なんとヒュー様ワールドツアーも始まります。
毎回ゲストを招いて特別なショーを約束いたします。歌う、踊るヒュー様を
ライブで見れる、ヒュー様ショー。上手くいくでしょうか。ちと心配だが。
まあ世界中にファンが居ますし、日本大好きなヒュー様なので
来日公演もしてくれるかも?しれませんね。




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この映画に登場する「this is me」という曲が大ヒットして、
あまりにも有名になってしまったので、自分探しが必要な人達の映画と
思われてるかもしれません。でも実際にはthis is meという曲は
1テーマに過ぎないです。映画の軸は興行主のPTバーナムであり、
それを演じたヒュー様が中心になっています。
30代、40代の人も十分に共感できる映画だと思います。







個人的にはオープニングのThe greatest showという曲が好きなので
それを貼って、本日はお別れです。またいつか。



# by frat358 | 2018-11-30 18:23 | DVDエラー大嫌い | Comments(0)

ロックの殿堂2018ノミネートと、zombie



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当ブログでもボンジョヴィの受賞を祝わせていただいたロックの殿堂ですが、

来年受賞する候補者が発表されました。早いですねえ、もうそんな時期。

↓カッコ内は候補に選ばれた回数を意味します。


デフ・レパード(初)

ディーヴォ(初)

ジャネット・ジャクソン(3)

John Prine(初)

クラフトワーク(5)

LL・クール・J(5)

MC5(4)

レディオヘッド(2)

レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン(2)

ロキシー・ミュージック(初)

スティーヴィー・ニックス(初)

ザ・キュアー(2)

トッド・ラングレン(初)

ルーファス ft. チャカ・カーン(3)

ザ・ゾンビーズ(4)





2回目の候補になったバンドが多くなってますが、

ロキシー・ミュージックやスティーヴィー・ニックスも

今回は候補になってますね。キュアーも受賞して欲しいな・・・

スラヘディからは、このバンドを推していこうと思います。



デフ・レパード




大昔に私の製作したラジオ番組で特集した事のあるバンドですね。

イギリス出身ですが、アメリカの西海岸エリアで凄く人気がありました。

彼らについて話す上で、どうしてもピックアップしたいのが

ドラムを担当しているリック・アレンです。



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彼はデフ・レパードが波に乗り始めた、まさにこれからという時期に

交通事故で左腕を失いました。再生手術もトライされましたけど

残念ながら失敗に終わり。メンバーはリックが叩けるようになるまで

「待つ」ことを決断したことも有名な話です。

その後、シモンズという電子打楽器の会社が、

片腕と両足だけで演奏可能なドラムキットを製作。

リックアレンのチャレンジを技術的に、具体的にサポートしました。



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復帰したリックが演奏している「ヒステリア」というアルバムは

世界中で大ヒットを記録し、数年に渡ってアルバムチャートに居座り続ける

モンスターアルバムとなりました。

youtubeには、リックアレンの演奏を細かく見れる動画が幾つか在ります。

どうやって叩いているのか分かりやすく見れる動画があったので

こちらに貼らせていただきます。










デフレパードが殿堂入りを決めた場合、リックアレンのエピソードと・・・



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突然死に見舞われてバンドを去ったスティーブ・クラークの事が

きっと語られると思います。バンドを襲った2つの大きな苦難。

失うたびに強さを増していったデフ・レパードの殿堂入りが

早めに決まる事をフラさんは願っております。




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今年の1月頃にクランベリーズのボーカル、ドロレスが

飲酒による事故で亡くなりましたが、youtubeを流しながら

書類を作っていたら、懐かしい曲が流れてきました。


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歌はクランベリーズの「ゾンビ」なんですけど、歌ってるのは

明らかに男で、野太い声でクランベリーズのヒット曲をカバーしてた。

調べてみたら、演奏していたのはバッドウルフズというバンドでした。









ドロレスはバッドウルフズがカバーした「ゾンビ」を気に入ってて、

何かコラボみたいな事をしようと、電話で話していたそうです。

しかしその翌日にドロレスは他界してしまい、バッドウルフズのメンバーは

とても落ち込んだそうですが、自分達の演奏した「ゾンビ」の売上を

ドロレスの子供達に寄付する事を決めて、発売しました。



クランベリーズがデビューした頃を、よく憶えてます。

なにしろ歌っていたドロレスのね、耳が真っ赤だったんです。

ずーっと下を向いてウロウロしながら歌っていて、

誰がどう見ても、極度に緊張しているのが分かる感じで・・・

色白なので真っ赤な耳が異様に目立って、特徴的な歌声と

シャイな性格を強く憶えてます。しかしそんなクランベリーズも

「ゾンビ」の大ヒットなどもあってメジャーになっていき、

自信をもって歌うドロレスが見られるようになったのですが、

その頃の日本の音楽雑誌のインタビューが妙にイジワルで、

変な質問をしたり、無防備に前向きだった新曲の歌詞にツッコミしたり、

すると、ドロレスが「あんた、なんか突っかかってきてるよね?」って

日本のインタビュアーに向かっていった事がありました。

もちろんケンカとかではなく「感じ悪いよね、なんなのー?」みたいな。

昔の、耳が真っ赤になっていた頃のドロレスだったら

こんな風に向かっていく事は無かったろうなと思いつつ、

強くなったドロレスを私は歓迎したい気分でした。


こちらがバッドウルフズの「ゾンビ」↓









クランベリーズの「ゾンビ」のプロモ映像は

ドロレスが全身を金色か何かで塗っていったのが印象的でしたけど

バッドウルフズの「ゾンビ」にも、ドロレスとしか思えないような

全身を塗った女性が出演しています。

別の世界に行ってしまったドロレスと交信し合ってるような

愛情深いプロモクリップになったと思います。







# by frat358 | 2018-10-21 02:24 | | Comments(0)

未来予測の誤り




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世界的に人気のあるゲームで「ウィッチャー」というのがあります。

中世の北方地域を思わせる世界観の中で、特別な能力を備えた主人公が

戦ったり、カードゲームをしたり、色んな事が出来るゲームなのですけど、

このゲームは原作者が居ます。ウィッチャーは決して人気のある小説ではなく、

ゲーム化した事で人気を獲得していった作品であり、

原作があることを知らないウィッチャーのファンも凄く多かった。

しかし原作があるのも事実だし、原作に登場するキャラクター達が

ゲームの中で戦っている事。世界観の基礎が原作に在るのも事実です。




しかしこの「ウィッチャー」を原作したサプコウスキーさんは

とても自己評価を低く見積もっていた作家でした。

彼はゲーム会社から「ウィッチャーをゲーム化したい」という話が来た時に

売上からのパーセンテージ契約ではなく、買い取り契約をしてしまった。




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最新作の「ウィッチャー3」は全世界で数百万本の大ヒットとなり、

<ゲーム・オブ・ザ・イヤー>という最も評価される賞さえも獲得。

もはやゲームを楽しんでいる人々にウィッチャーを知らない人は居ません。

登場するキャラクター達も大人気を誇っています。

しかし原作者には、金が入ってこない;ゲーム会社に騙された訳ではなく、

自分で買い取りを希望した結果なんです。

という訳で最近、契約を見直したいという裁判を原作者が準備しています。

裁判を起こそうとしてるって聞いた時に、気持ちは分かるけど

なんだか、イヤな話だなーって正直、思いました。しかし・・・

原作者のインタビューを読んで、ちょっと切なくなりました。





「こんなに大ヒットするなんて思わなかった・・・」




・・・正直すぎる;

私の大まかな感想で言わせてもらうと、ウィッチャーをヒットさせたのは

完全に、ゲーム化のおかげだと思います。ゲーム化されなかった場合は

ウィッチャーが世界中に知られる可能性は極めて低かったし、

この作品が魅力的になったのはイラストレーター達と、

優秀なゲームシステムを作り上げたプログラマー達のおかげです。

そして合法的に契約も終結されており、会社側に落ち度は無い。

どう考えても、そうです・・・でも大昔に買い取り契約を選んだ事で

原作者が悲しい思いをしてると聞いた時に切なくなってしまった;



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会社のほうも優しくてね、話し合いをスタートするそうです。

ぜひ原作者のサプコウスキーさんは常識外れの欲深さとかは封印して

ゲーム会社から妥当な金額か、契約の見直しをゲットして欲しいなと。

私もウィッチャーは遊んでいたので、その時のゲーム動画を貼ります↓

操作してるのは私です。








これは主人公がボクシングのイベントをしてる場面です。

他にもカードゲームが出来たり、怪物を倒す依頼を受けたり、

財宝を探して海の中を冒険したり、色んな事が出来るゲームです。




今後もウィッチャーと原作者の未来が幸福である事を、願います。






# by frat358 | 2018-10-18 14:03 | イルマ侍 | Comments(0)

残された場合。




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アーモンドの場所を整備してくれたおじさんが居るんですけど、

去年、その方の奥さんが亡くなりまして、葬儀にも行きました。

奥さんとは私がアーモンドの整備に行くたびに、会う機会があって。

なにせアーモンドの向かいで、おばさんが店をしてましたから。

本当に急でした。肺ガンで急逝されてしまい。

ちょっと前まで元気に私と話してたのに、検査に行ったら見つかって。

その後、会う機会は全くなかったです。

葬儀はたくさんの人が参列してくれて、小さな葬儀場でしたけど満席。

そのなかで、おじさんが私に向かって歩いてきてくれて、

私が来た事に感謝してくれました。妻の事を話すと涙が出てしまうので

今日は話せないけど、何か一緒に食べないかと誘ってくれて。

大勢が居た場所だったので、断って帰宅しましたが。


その後、偶然に道でおじさんと会ったんですけど、まるで別人でした。

枯葉が歩いてるように見えたほどで、一瞬誰だか分からないほど衰弱していて。

本当に心配してたんですけど、2日ほど前にドラッグストアで会いました。

笑顔で挨拶してくれて、エネルギーも戻ったのか、遠くから見ても

おじさんだって分かったほど。とても良い顔に戻ってました。

何か吹っ切れたというか、手放した人の清々しさみたいのを感じて、


夫婦は、どちらかが逝ってしまえば両方消えてしまうんだよって

むかし見たテレビでスペイン人のお爺さんが言ってましたけど、

おじさんは、どうやって立ち直ったのかな。

流れた時間が救ってくれたのか、おばさんが亡くなったあとに

ずっと一緒に過ごしてくれた息子と娘との時間なのか。

とにかく、おじさんが立ち直ってくれって良かったです。












# by frat358 | 2018-10-15 17:26 | 熊本ハーフ | Comments(0)


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