スライディング・ヘディングシュート2


3000坪の冒険と、時々音楽すごく映画。たまにサッカー
by frat358
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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う




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ツタヤ先行です。

大事な事なので2回書きます。ツタヤ先行。

先行されたまま、お近くのゲオなどでは
入荷されない場合もありますので、ご注意ください・・・



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病んでる男の必需品、イヤホンとウォークマン;
ただでさえ「言葉」ではなく
演技と映像で内面を描写する、という
分かりにくい事に挑戦してる超難解映画なんですけど、
この映画が更に変わっているのは、主人公本人が
どうしたらいいのか分かっていない、という点です。


それは妻の事故死に始まった事では無くて、
人生の中で、ターニングポイントになってる部分では
常に流されて生きてきたからであり、それによって
とても幸運な、不自由ない人生を得ながらも、
自分がどうしたいのか分からないままで、
流されて生きてきた人だから、だと思われます。

なので、妻を愛していたのか自分で分からないし、
仕事に情熱を持っているのか自分で分からない。
自覚が無いままで生きてきた人。その点が彼を
社会的には変人のように見せてしまっています。
非常に難しい映画なので、少し説明しながら書く事にします。


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主人公を拾い上げたのは彼に一目惚れした妻であり、
妻が愛しているからこそ、妻の父親は理解を示して
立派な仕事も主人公に与えてくれた。
ある意味、人生の天使が去ってしまったような状況ですが
主人公は妻を愛していたのかさえ、自覚できません。
途方もなく幸福で裕福なのに、途方もなく空虚な人。

妻が死んで10分後に自動販売機でチョコを買おうとしたら
販売機の故障でチョコが出てこなかった。
苦情を書こうと手紙を書き始めたら、いつの間にか
妻との思い出や自分の人生まで文章に溢れていきます。
主人公は自覚していませんが、手紙を書き始めたことで
自分の人生に、初めて対峙しています。
そして、その手紙を読んだ業者の苦情担当者は、
「この人には話し相手が居ない」という事に気ずく。

苦情担当の女性は、気になって主人公に電話をしてしまい、
「話し相手は居るのですか?」と問いかける。
これで主人公は、ようやく、自分の内面を話せる人が
自分の人生に存在しなかった事を自覚します。
そして、初めて自分の気持ちを察してくれた人に
夢中になってしまいます。更には破壊衝動を自覚し、
自傷願望を自覚し、目覚めていく自分に興奮していきますが
かつての流されまくりの彼に関わってた人達はドン引きです。
異常なほどハイテンションな主人公の姿が続きますけど、
妻を失って気が狂ってしまったのではなくて、
自覚していく喜びを表現しているんだと感じました。

果たして、彼は最終的には何を自覚するのでしょうか。
気になった方は見てください(急に突き放す)


映画のテーマとして「壊す」という行為が出てきますけど
これって正確には「既に壊れている」です。
彼の破壊衝動は、妻を亡くした事で完全に心が壊れたので
自分の心に見合うように周囲を壊してるように見えました。
内面探しをしているうちに、あらゆる物の内面も
見てみたくなったという心理がスタートかもしれませんが、
最終的には壊す事に執着しているので、そう感じました。
怪我をする事も大好きになってしまいます。
誰かに心配して欲しい訳でも構ってほしい訳でもなくて、
傷を負うほど自分の心の状態に近ずくので、嬉しい。
それゆえに傷つきたがるのかな、と思いました。




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誰かが言ってました。「愛とは、気ずくことである」
この映画の主人公は失ってから気ずいてしまいます。
なので、途方も無く残酷で悲しい映画だとも思う。
彼は、ひょっとしたら、また恋をするかもしれませんが、
気ずいた時には逝ってしまった妻との心の対話は
死ぬまで続いていくんじゃないかなと、思うのです。
主人公の無自覚ぶりは究極と称して良いほどですが;
ある程度は、誰もがそうなのかもしれません。



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このポスターも、見終わってから眺めてみると
大事な人を追いかけていたのに、追いつかなかった男のように見えます。
後悔を背負いながら生きていく。それも大人の特権かもしれません。












===============↓ネタバレ↓==============






ちょっといま・・・部分的に見直したので追記で書きたいんですけど。
何度見直しても確認できないのが、青い紙が、何処から出てきたのかっていう。
結局何度見ても分からなくて、ネットでネタバレの感想ブログを読んでるうちに
やっと見つけました。サンバイザーの裏に挟んであったんだよ、と。

自分で確認してないので、まだ真偽不明ですけど、そういう事なら納得できます。
でもちょっと待って・・・事故ったクルマを修理して乗ってたの?
そんな描写あったっけ?妻が死んだ座席に座って運転してたのか・・・
ちょっと強引な気がしますけど・・・でもサンバイザーに挟んでおく理由が
とても大きいので、仕方ないかな・・・

うわの空で生きているアナタは
雨が降ってる時にはクルマのサンバイザーを使わないのと同じように
私が青い紙を挟んでおいた事も気ずかないだろうけど、
サンバイザーを使うような晴れた日には、私の事を想ってほしい。
主人公が、どういう人間なのか気ずきまくってる妻が
ささやかに願った想いですよね。これを描写したいので
事故ったクルマに乗り続けるという強引な設定を入れてたんですね;
金持ちだから他にもクルマを持ってたのかなあ・・・
だとしても、少し大雑把ですよね。大事なポイントなのに。

んー・・・ちょっと納得いかないけど。でもまあ、許せる範囲かな。
これは絶対に必要です。。だって主人公は青い紙を見た事で、
妻がどれだけ、自分の事に気ずいてくれてたのかを知るのですから。
ああ、俺は自分の事が全く自覚できてなかったのに
隣に居てくれた人は、こんなにも俺の事を見ていた、気ずいてた。
この人、大好きだ。ああ、俺の妻じゃん!愛してる!!でも死んだ!!
という物凄い感情が、あの場面に入っているので。
絶対にサンバイザーから青い紙が出てこなきゃいけなかったんですね。
だったら事故死にしなければ良いと思うのだが。。。
それにサンバイザーから紙が出てくるなら、1カットでいいから
紙が落ちる場面を入れておくべきですよね。
ラストの発破工事もアングルが引き過ぎてる影響で
何が起きたのか分かりにくいし(二度目で、やっと気ずいた)

少し雑な面もありましたけど、それでも個人的には
大好きな映画と言えます。誰かが書いてましたけど
説明を省いてる事で、安易なお涙頂戴映画にしていないと。
誰にでも分かるような描写は避けて、暖かく絶望が包んでくる映画にしている。
この点が凄く、私も好きです。最後の台詞は字幕だと「楽しんで」になってましたが
F○CK YOU SELFというのは「お前の好きにしやがれ」という日本語のほうが近いと思う。


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死んだ妻が何度も何度も出てきますけど、
「まるで幽霊のように」という表現を見かけましたが
自分の感性だと違います。あれは恐らく幽霊とかではなくて
主人公の「心の中に住んでいる妻」です。
そして自分なりの追悼を見つけた時に、心の中に居る妻が
抱きしめてくれたんじゃないかなーと。
同じくらい大好きな人を見つけた時に心から居なくなるというか、
対話できなくなるんじゃないかな・・・とも、思います。
苦情担当の女性と接近しても妻が消えないという事は、
妻への愛のほうが圧倒的に勝ってるんですよ。
主人公は青い紙を見つけるまで自覚してないけどね;



「よく分からない」という感想も多いようですが・・・
個人的には人生の10本に入るくらいの映画でした。
他者に薦めるような映画では無いですけどね。
大事な人を失って心に傷を負って、
自分の心と同じように、自分の身体や自分の持ち物も
ぶっ壊してしまいたい、消してしまいたい、と願った事がある人なら
色々と共鳴できて、特別な映画になるかも?しれません。










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by frat358 | 2017-10-06 00:07 | DVDエラー大嫌い | Comments(0)

かく在りたい



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「偽りなき者」  デンマーク映画


北欧の至宝、マッツ・ミケルセン様の代表作。
ずーーーっと見たかった映画です。
何処に行っても見つかりませんでした。
どうやって見つけたと思います?
一番、近い、近所のレンタル屋に在りました(笑)
もちろんその店も探してるんですよ?かなり丹念に。
ふと視線を上にしたら「い」のコーナーで普通にありました;

マッツさんは正面から見ると上唇が薄く見えるんですけど、
ちょっと角度を見上げる形にすると、
下唇よりも、上唇のほうが分厚い事が分かります。
上の唇のほうが分厚い人は愛情深いと聞きますが。


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まあいいや(いいのか)あらすじはですね、
幼稚園児の先生をしている主人公のトーマスは、
親友の娘さんも担任しています。ところが親友の家は
奥さんと上手くいってなくて。トーマスも離婚してますけど。
親友は妻とケンカばっかりしているので、娘は1人で
ポツーンとしてる事が多かった。それでトーマスが
娘ちゃんの話し相手になって、寂しさを埋めてあげたりしてます。

娘には兄ちゃんも居るんですけど思春期に突入してて、
何処から手に入れたのか、エロ本を片手に大興奮しながら
娘ちゃんに成人の性器が写ったエロ本を見せたりして、
ふざけたりしていました。兄ちゃんも思春期に突入した事で
娘ちゃんは更に孤独を深めていき、
自分の唯一の話し相手で理解者でもあるトーマス先生に
恋をしてしまいます。ラブレターを書くのですが、
トーマス先生は軽くあしらってしまいます。
「こういうのは友達の男の子達に書きなさい」と。

よくありますよね?仲良くなった子供から
「私が大人になったら結婚して」とか言われた経験ありません?
分かった!結婚しよう~なんていう大人は、居ないじゃん;
トーマス先生も、やんわりと断るのですが。
娘ちゃんは絶望して、先生に愛憎を抱くようになります。
そして兄に見せてもらったエロ本の件を思い出し、
「トーマス先生にイタズラされた」って嘘を言います。
書くべきか悩みましたけど、この映画の中で重要なのは
嘘か本当かじゃないので、確定でいいです。
実は嘘を言ってないとかじゃなくて、子供が嘘を言ってます。


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北欧の小さな村で、初めて起きた幼児虐待疑惑に
村の人達はパニックを起こし、集団ヒステリーを起こし、
なんの証拠も無いのにトーマス先生を犯罪者と決めつけ、
様々な嫌がらせをしてくるという映画です。


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もうねえ・・・トーマスのようで在りたいですよ。人として。
殴られようが石をぶつけられようが、自分の真実に、忠実に。
寛容さも失わずに堂々と生きたい。かく在りたい。
この映画は田舎の独特な人間関係が狂気に走った場合を撮っています。


・自分の過ちを認めるくらいなら無罪でも有罪にしたい

・漠然とした悪意


この2つが終盤になるほど炸裂していきます。
そしてこの2つは、田舎で起きやすいんです・・・
生まれて初めての衝撃に集団ヒステリーを起こした田舎者達は、
時が過ぎるほど自分達の浅はかさを自覚するのですが、
認めれば自分の名誉が傷つくので、認めようとしません。


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でも彼らは、実際には傷つくほどの名誉なんて無いんです。
じゃあ彼らが過ちを認めないのは何故なのか。劣等感なんです。
劣等感が強い人ほど嫌がらせをする。承認欲求も強い。
マッツさんが演じるトーマスが偽りの無い、美しい人だからこそ
嫌がらせをする人の劣等感を強く反射する。これが気に食わない。
トーマスの生き方を見つめれば見つめるほど自分の醜さを見てしまう。
だからこそトーマスが憎くてたまらない。
恐ろしいくらいに田舎の人間の冷淡さを描写しています。
そして、ちょっと良い意味で意外だったんですけど
田舎の人間の愛情深い姿も、これ以上ないほど撮っていました。

あの場面さえ無ければ人生の5本指に入る映画だったんですけど。
悔やまれる・・・あの描写は要らん;何がって?見れば分かる;


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いやー良かった。見て良かった。邦題も見事。
「偽りなき者」ですよ?
よくこんな邦題思いついたね。えらい。褒める(笑)
おなかいっぱい。しばらく映画は見なくていいわ。










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by frat358 | 2017-09-26 00:03 | DVDエラー大嫌い | Comments(0)

噂のとおり、ヤバかった。(ネタバレ追記あり)



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「ラ・ラ・ランド」

人生の10本に入るくらいの映画でしたけど
3枚組デラックスエディション購入したいけど
二度と、見ません(笑)
もぉ~~~~~~~~~~~痛い痛い痛い。
私には痛すぎる。つらい。苦しい(笑)
もうイヤだ・・・絶対、二度と見ない。
サントラは1000回くらい聴こうかな。

有名人達のコメントも、いま考えてみると
当たり障りの無い事を言ってたんだなーって分かった。


<夢を追う全ての人に見て欲しい(某著名人)>

違う。そんな映画じゃない。断固として違う。

<全ての恋人たちに見て欲しい映画(某ミュージシャン)>

・・・・・・お前は何を言ってるんだ?



<夢を追う人の急所を殴ってくる映画(frat358さん)>

↑こちらが、私からの1文となります。


セブは、信じてくれる人に出会えれば
人生が変わる事を知ってるんですよ。
だからこそ、強引だったんだと思います。

見てない人には全然分からない事を書いてますね。
すみません・・・・・・


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見る前に想像していたよりは残酷な物語じゃなかったです。
そこは意外でした。結末も意外というか・・・まあ・・・
なるほどねって思いましたけど。驚く人が多かったようで。

そんなねえ・・・「打ちのめされた」とか
「もう立ち直れない」とか、そんな感想になる映画じゃないよ;
言ってた人達は、恐らくジョークで言ってたんでしょうね。


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監督のデイミアン・チャゼルさんは・・・
まだ32歳という若さなんですが
デビュー作の「セッション」は大ヒットしたし、
監督としては2作目になった「ラ・ラ・ランド」では
アカデミー監督賞を取ったという。私が知ってる限りでは
この若さでこれだけ評価されてる監督は
ちょっと見た事が無いほどなんですけど。

見終わってから大絶賛の記事も大批判の記事も沢山読んだのですが。
意外と監督を考察する人が少ないので、ちょっと書かせてもらうと。
この人はね・・・本当はミュージシャンになりたかったんです。
音楽家になれなくて、諦めて、映画に進んだ人で。
そこから飛ぶ鳥を落とす勢いで大成功を続けてるんです。
この経験というか、挫折からの飛躍、という彼の人生が
ラ・ラ・ランドにも活かされているように思えました。



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チャゼル監督の性格はね、ちょっと根に持つタイプだと思います。
激情の人・・・・まではいかないけどね。
でもララランドが作品賞を逃したでしょ?アカデミー賞で。
スタッフ全員が揃ってスピーチをしてる時に
実は「ムーンライト」が受賞ですって、なったじゃん?
ヒロイン役のエマ・ストーンは気持ちを切り替えて
ぐに笑顔で拍手を送ってましたけど、チャゼル監督はね、
すっげえ怒ってたんですよ;声かけられないレベルで。
受賞スピーチでも今の奥さんを称える事はしましたが、
売れなかった頃に生活を支えてくれた元奥さんの事は
まったく触れませんでした。
こういった点から、まだ若いな・・・と思っているのですが。
成功するのが早すぎると、人って若干、歪んでしまうのかな。
体育会系のノリっぽいところもありますよね。
性格が台詞に出てると思います。
チャゼル監督の師匠は「セッション」の鬼教師のモデルになったほど
厳しい人だったらしいので、それも影響してるのかな。

ひょっとしたら、もっと映画の勉強をしていったら
つまらない映画を作る監督になっちゃうかも。
劣等感とか、ちきしょうとか、本当にこれでよかったのか、とか。
そういった答えの無い答えを抱えている人だからこそ
尖っていて野心的な映画を作れるのかもしれません。
ある評論家が、こんな事を言ってました。
「チャゼル監督は映画でジャズに復讐している」と。
ひょっとしたら「復讐」という言葉が最も適しているほど
チャゼル監督の内面には闇があるのかもしれません。

映画でのセブの立ち位置というか、頑固だけど○○していく人生は
チャゼル監督と似てると思ったんです。そして、それに対する答えを
自分もハッキリと持てないままなので、ツッコミしてくる人とは衝突する。
衝突する事が正しいのかさえ自分でも分からないから、
傷つけてしまった人には謝ってしまう。この辺りの内面描写は
とても見事だったと思います。でもそれが可能だったのは
やっぱりチャゼル監督の人生経験じゃないかな、と思う。




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「撮る技術」というのは
私は素人レベルでしか分かりませんけど、
1日の中で一瞬しかない空の色とか、ありますよね。
夕方と夜の、ギリギリ一歩手前の色とか。
夜明け前で太陽が昇る直前だけに見える空の明るさとか。
そういうのを逃さずに撮影しているそうで、
チャゼル監督が今回の作品で捉えた映像的な美しさは
技術的な面で詳しい人達も、非常に驚いたそうです。

確かにちょっと信じがたいような、見た事も無いような
色合いというか。大きなスクリーンで見たら
きっと気持ちよかったろうなあ・・・
でもこんな物語を映画館で見たら立ち上がれなくなるので
レンタル開始を待ってよかったよ・・・



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「いつの時代を撮ってるのか分からない」というツッコミもありましたが
そんなん・・・・・ワザとに決まってるじゃないか;
60年代かと思えばポップソングが鳴り響き、
80年代かと思えば携帯電話が鳴って中国人のスポンサーと話す。
え?え?って見てる人に思わせるようにしてありました。
しかも雑ではなく、丁寧に・・・それはもちろん
いつの時代も夢を追う人は不変であると。直面する事も
同じなんだよっていうメッセージなのかなと私は思った。





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1週間レンタルを選んだのは失敗だったな・・・
サントラだけなら何度でも聴きたいけど。
映画を見て元気になろうと思ったのに。はあ。












================ここから下は見た人だけ=================






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ネタバレなしで書きすぎて抽象的になり過ぎた部分もあるので、
ここからは少し踏み込んで書こうと思います。
私の心に激痛が走ったのは、ラストだけじゃありません。
というか、ラストは納得してます。なぜ納得してるのかも含めて書きますね。

もっかい同じこと書きますが。
この映画、いつの時代か分からないようになってるでしょ?
なんでだと思います?例えばジャズ。ジャズという音楽が
時代の中で、どうなったか皆さん知ってますか?ロックンロールに淘汰されたんです。
そしてロックンロールもシンセサイザーという楽器が登場した時に、
ディスコミュージックに淘汰された。そしてディスコミュージックは
ハードロックに淘汰されて、ハードロックはグランジに淘汰されました。

つまりね、全ての時代にセブのようなミュージシャンが居たんです。
ジャズで成功できなかったジャズミュージシャンは
ロックンロールで成功し、ロックンロールで成功できなかった人は
ディスコミュージックで成功した。ハードロックで成功できなくて
グランジが流行ってから成功したミュージシャンも沢山知ってます。
彼らは、好きな世界に居ながらも本当に好きな事で成功できなかった人達。
セブは、そういった人達を象徴する役だったと思います。



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ジャズで成功した人はロックンロールに鞍替えせず、酒を浴びるほど飲んで
死んでしまったり、グランジに興味を持てなかったハードロッカー達は
ジャンルそのものを変えて生き残りを賭けたり、女遊びとクスリ遊びの果てに
HIVに感染して死んでいったりしました。

セブが不純だった訳じゃない。時代が選択を迫ってくるんです。
妥協という言葉を使うべきかは悩みますけど。
もうこれが、心が引き裂かれるくらいに、見てて痛かったです。
セブがシンセサイザーでa-haを弾いてる姿は爆笑しましたけど
はっ!と意味が分かった瞬間、画面を見てられないくらいに痛かった。

a-haを演奏するセブを見ながら、ミアはふざけて踊ったりしてましたけど、
セブにとっては、これ以上ないほど屈辱だったと思います。
だからこそケンカになった時、あんなこと言っちゃったんだろうなと。
それに対するミアの返答が「冗談でしょ?」っていうのが
これまた皮肉というか・・・計算して映画を組み立ててるというか。


最近、問題作と呼ばれた曲を、よく聴いてたところなんですよ。
ヘビーメタルの代表格バンドが、ディスコが流行ってた頃に作った曲とか、
KISSが作ったディスコ調の曲とか。
福山雅治さんもお客さんゼロのライブを経験して変わっていった。
浜崎あゆみさんもデビュー前は
違うジャンルをやりたかったという話を聞いた事がある。
ダスティン・ホフマンやジョニー・デップが
本当はミュージシャンになりたかったのも有名な話です。

一本の道を真っ直ぐに歩くのが一番、美しいです。
ミアは酷い目に遭ってましたけど、真っ直ぐでした。
そして真っ直ぐなままで成功してしまいます。
だからこそチャゼル監督は、ミアとセブを結婚させなかったんだろうなと。
音楽で挫折して映画で成功したチャゼル監督は
絶対に2人を結婚させない。それだけは、させない(笑)
そして妥協を決断して成功したミュージシャン達を
チャゼル監督は恐らく、愛してるんだと思います。
一本の道を真っ直ぐに歩くのが一番、美しい。
でも人生というのは、そこまで美しく生きられるほど単純ではない。
少なくとも大勢の人は、そうではない。
チャゼル監督の人生も、真っ直ぐではなかった。


夢を追う人を追った映画としては珍しく、男女ともに成功する話なんですけど
2人を結婚させない物語にしているのは、
そういった理由があるんじゃないかなと私は見ていて思いました。
でも真っ直ぐに生きる人の痛みも、映画は強烈に描写しています。
楽屋で悪口を聞いてしまうミアとか、「もう痛いのはイヤだ」とか。
お互いの人生を大切に進行する事で、どちらの生き方も
否定していないのは、良い点だと思います。結婚はさせないけどね;



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全体的に「ミアが悪い」みたいな視点の感想だなーと思われるかもしれませんが、
そうですよ、悪いのはミアです(真顔)・・・でも正確にはミアが悪いんじゃなくて
チャゼル監督は相変わらず女性視点というか、女性の内面描写が苦手なんだなーと。
前作の「セッション」でも彼女が悪いみたいになってたじゃん?
そして前作でも女性との会話シーンだけが粗い、分かってない、
ぬるいと評す人が多かった。女性心理の洞察が苦手だから、
結果としてミアが悪いみたいになっちゃうんですよ。
この点は脚本家としての、チャゼルの課題でした。
今回は男女が最初から最後まで出てくるにも関わらず、
大事な部分は「5年後」という時間経過で避けているようにも感じます。
苦手なテーマは避けたのかもしれん。出来ないことはしないっていうのは
ある意味では正解かもしれませんけど。
そう考えるとアカデミー作品賞を取れなかったのも
長い目で見れば宿題を貰えて良かったのかもしれない。
こんなね、「5年後」なんていう荒技を、
俺が何度も何度も許すと思うなよ?(笑)今度やったら叩くからな・・・

セブにとってミアは夢を追う戦士であり、最愛の人です。
この点は、完全には昇華できてないと思います。
戦士としては描けてます。でも最愛の部分が描ききれてない。
絶対に無いですけど、もしもチャゼル監督が30年後に
もう一度この映画を撮るとしたら、セブとミアは結婚するかもしれません。
そんな気もします。







ちょっと個人的にゾッとしたのは、セブのバンドが演奏してた曲。
スティングっぽかったと思いませんか?スティングもジャズが好きなのに
パンクロック調のバンドをしたり、ソロになってからは
ジャズ風の音楽を現代的にアレンジして大成功した人ですよね。
そしてジャズミュージシャンの友達が沢山居る人です。
お前らの好きなスティングも、俺達の仲間だぞってチャゼルが言ってるように見えて
やっぱりこの人は、恐ろしい事をする監督だなーって思った;


セブは最終的に原点と言える夢も実現し、なおかつ大成功しますが
一番最初に自分を信じてくれた人とは一緒になれませんでした。
これ以上ないほどミジメだった時に
「あなたの演奏、とても好き」と言ってくれる、いや言ってくれるハズだった人と
一緒になる事は出来なかった。これはチャゼル監督の前妻との話なんじゃないかと
勝手に勘ぐってしまいました。さすがにそれは考え過ぎかな。
でも表現者というのは自分が知っている事を芸術にする事で成功します。



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だからこそ、私にはあまりにも痛い、痛い映画でした。
題材が至近距離すぎて見てられないというか。
生活を安定させたくて、
ミアと結婚したくて現代的なバンドに入って、
生まれて初めて認められた事で、これで良かったんだと思ってたら
ミアが寂しいとか最初の夢はどうしたの?とかツッコミしてきて
思わずキレてしまったセブ・・・そしてミアとの将来だけは
手に入らなかった、セブの痛み・・・痛い・・・痛くて死にそうだ・・・
二度と見るものか(笑)

しかも最後の、ミアの心を掴んだ曲を聴いた旦那さんが
「まだ聞く?」って、まったく心を動かされなかったのが、いいですね。
感性を共有できない人と結婚してるのが、これまた痛いというか。
相変わらずサラっと残酷な描写を入れてくる。さすがだ。
いや、もうこれ以上痛いのはやめてくれorz

でも改めて、この監督は格別に好きだなーと思いました。















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by frat358 | 2017-09-12 00:50 | DVDエラー大嫌い | Comments(0)

人を選びそうな映画2本



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「エクス・マキナ」

以前から見たいと思ってたんですけど
レンタルで見当たらず、困ってました。
最近はツタヤ独占とか言うのも多くて
これもそうかなー?と思ってましたが
単に製品版になるのが遅かったのかも・・・
そういえばララランドがツタヤ独占なんだよね。
セッションもそうだったけど。面倒だなあ・・・


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ストーリーは、映画でも小説でも使い古されたような
人工知能は自我を持てるのか?というテーマで
特に目新しい点は無かったんですけど、
世界最先端のAI(人工知能)を研究してる設定なのに、
AIが置かれている場所は大自然の環境だったり、
キャスティングとか特殊メイクとか、独特な世界観があるので
引き込まれるような個性を持つ映画でした。




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ビル・ゲイツみたいな広大な私有地を持つ
超大金持ちが出てくるのですが、考え方が物凄く合理的で、
退廃的で、無感動な人なんです。
まるでコンピューターみたいな。合理主義を突き進んでいくと
人間のほうがコンピューターみたいになっていく、という
皮肉を込めてるのかもしれません。そこは面白かった。
人工知能のほうは自己確立を深めれば深めるほど
非合理的になっていく。これ以上はネタバレになるので秘密。



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他だと、この監督は暴力とか性的な事には
まったく興味が無い人なんだなと思いました;
暴力も性描写も出てくるんですけど、
はい殴った、はい壊した、はいエッチしたーみたいな;
表現しないといけないから仕方なく撮影してるような感じで。
アンドロイドが自分の姿を見つめたりする場面では
これでもか、これでもかと美しく撮ろうとしているので、
笑えてしまうほどギャップがありました。
アレックス・ガーランド。イギリス人の監督ですが
こんな映画も創るのか。











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「沈黙 サイレンス」


映画館で見れず、後悔していたんですけど
難解なので、映画館で見ても恐らくは
何度も見ないと感想が出てこなかったと思います。
最近はこういう難しい映画で見たいのが多くてね、
とても困ってるんですよ・・・基本的には何も考えずに
わーっと見て、あー楽しかったねーっていう映画を
30本くらい見たら、重厚な映画を1本見るのが
自分としては理想なんですけど、立て続けにシビアな映画が続くと
頭が真面目になり過ぎて、疲れてしまいます;
「ヒトラーの忘れ物」に続いて、またも難しい映画を見ました。



江戸初期の長崎を中心に、隠れキリシタン達と
棄教してしまった神父の物語になっていました。
ポルトガルで熱心に布教を続けていた若い2人の神父のもとに
日本で15年間も布教活動をしていた自分達の恩師である
フェレイラ神父がキリスト教を捨て、キリスト教を批判し、
日本人と結婚して暮らしているという噂が届きます。
商船からの情報を元に、それが事実である可能性が高いと
教会側は判断。日本での布教を、これを機に断念します。

若い神父2人は恩師の棄教という噂を信じられず、
事実確認と日本での布教を目的に
キリシタン禁制の日本にやってくる、という物語。


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凄まじい豪華キャストです。
若手の大注目株になってるアンドリュー・ガーフィールドに
リーアム・ニーソンが共演という。主役級が2人も居る。
私はリーアム・ニーソンの顔が好きです。顔で得してる役者ですが、
アクションも出来るしヒューマン・ドラマも出来るし、実力も装備してる。


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キャスティングで唯一、間違ってるなーと思ったのは
窪塚さんを使ったことかな・・・ちょっと若すぎるし綺麗すぎる。
あんな色白な海沿い育ちの九州男児は存在しません;
年齢が上がり過ぎるけど温水洋一さんが良かったと思うな・・・
窪塚さんの起用も間違ってはいないですけど、
ちょっと軽過ぎる感じがしました。役を意識しすぎというか。
あとで知ったのですが、この役は原作者の遠藤さんがモデルらしくて
若い役者である必要が在ったようです。そうなると確かに
誰を配役すべきか悩ましいなーと思った。

難しいテーマで感想を書きずらいのですが、
なおかつネタバレせずに書かないといけないので
非常にハードルが高くなってしまうんですけど;
予告で流れてるレベルのネタバレは勘弁ください。


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映画監督である塚本さんは、演技者として賞を取ってしまうとき、
申し訳無さそうに受け取る事があったんですけど、
なんかもう、胸を張って受けて欲しいなと正直、思います。
細部まで役作りして挑んでいるし、副業してるというよりは
本業を2つ持ってるようにしか見えません。凄かったです。
「野火」のトークショーを見に行った時に塚本さんと間近で話しましたけど、
すっごく肌がキレイで、なんというか・・・肌が白い人です。
この映画では役作りで浅黒い肌に変えてました。
貰った役の環境設定に細かい努力を惜しまない姿勢も素晴らしい。




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自分はキリシタンではないし、お気に入りの宗教は
特に無いのですけど、物凄く慈悲深い映画だと思いました。
日本におけるキリシタン弾圧の歴史は興味をもった時期があり、
その中で、いつも私の悩みとして残るのが
「拷問に耐え切れず棄教した信徒達は、非難されるべきなのか?」
という点でした。「沈黙」は、ここに踏み込んでいく映画でした。
個人的には、違う作品での台詞の話を書きますが、
「暴力に耐えられる人間は居ない」という台詞が凄く好きで。
非難されるべきは暴力に耐え切れず棄教した人間ではなく、
暴力で信仰を奪おうとした人間だと思っています。

なんでこんなにキリシタンを弾圧した歴史が
個人的に腹立たしいのか、自分でも悩む時があります。
腹の底から怒りが、込み上げてくるんですよ;
恐らくですけど「信じる」という行為を
暴力で奪おうとしたから、なのかなーと。


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隠れキリシタンは弾圧と差別を受けながらも
明治維新まで信仰を守り抜くのですが、
今でも、どうやって信仰を守ったのかを
公開しない地域は多々あります。何故なのかは
想像するしかありませんけど、
やっぱりその、現代になっても拒絶を続けるというのは
彼らが背負い続けた、弾圧の日々の重さを感じます。
えーと・・・

・・・すいません、やっぱりネタバレにさせてください;
ちょっと書いてみたんですけど無理だわ。




========こっからネタバレね↓=========


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日本の奉行達は最もらしい事を言って
キリシタン達を棄教に誘導するのですが、
自分の感覚だと、キリシタン達を弾圧する側の考えは
詭弁だと思いました。根拠は後半の奉行側の対応です。
最初の踏み絵では、ちょっと踏むだけで許してやるとか
形式だけでいいから、とか。甘い言葉を囁くのですが
何度も定期的に踏み絵させたり、司祭を結婚させたりする。
結局、彼らは何も信じてないし恐れているとしか思えない。
キリスト教は仏教と違って迷妄だとか言ってたけど
仏教だって針の山だの血の池だの閻魔大王だの
なに言ってんだとツッコミたくなるアトラクション満載だろうが;

そもそも奉行側は、自分達が何を奪っているのかを自覚できてるのか
正直に言って疑問です。弾圧に慣れて、禁制に慣れて、
ヘラヘラ笑って信徒を見下ろすようになってしまった人間達と、
禁止だからという理由で信徒に石を投げてくるアホ派の人達。
こんな場所で信仰が、どう在るべきかなんて
自分にもハッキリと答えが見当たらない事に気ずく。


159分の長編なのですが、見終わった後に知り、
え?そんなに長かったの!?と驚いた感じです。
ちょっと後半がダレてるかな?とは思ったけど
ラストに向けての大事な部分なので見終わった後は納得。
でも語り部が中心になるのは不思議でした。
スコセッシ監督としても悩んだ点かもしれません。


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個人的には、ロドリゴ神父は「諦めた」のではなく、
「棄てた」のでもなく、「苦しみ続けた」のだと思います。
その柱には信仰があった。その思いがラストに込められている。
私は沈黙していない、共に苦しんでいた。という台詞は
人が到達できる限界ギリギリの場所かなと思ったし、
暴力に屈して棄教した人も、暴力に耐えて殉教した人も、
信徒を救う為に信仰を捨てた人も、
全て包むような到達になっていて、
あらゆる信徒達に捧げた映画なんだなと思えました。


そして、この映画が・・・どうやらヒットしていない理由も
非常によく分かりました;超絶大ヒットか、超絶スルーか、
どちらかになるようなテーマだな、と。思っては、いたけど。
自分のような人間向きの映画・・・なのかな?
個人的には何十年も経ってから、再びジワジワ効いてきそうな
滅多にない映画だったと思います。













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by frat358 | 2017-08-29 23:44 | DVDエラー大嫌い | Comments(0)

暑さに負けました。



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ちょっとシャレにならないほど暑いです;
こんなの、今までの人生で遭ったかな・・・
小学生の頃に記録的な暑さがあって、体感だと
その時に近いです;もんのすごい暑い。
いま九州に旅行とか絶対しないほうがいいよ;
観光客が減って露店収益が減ってるのは痛いですが
「おいでよ、九州」って言える暑さじゃないです;
外で働いてる農業者も全く見かけません。
道路工事と交通誘導してる人くらいだな・・・
彼らもキツイだろうなあ・・・

北九州でのボランティアも増えてますけど
こういうのは登録が早朝なので、睡眠不足で挑む人も居ます。
食事もコーンスープだけとか・・・
そんな状態で炎天下の土木作業なんかしたら死ぬぞ;
特に男は泥を持ち上げる作業を頼まれるでしょうから
絶対に体調は油断しないでね。

デンジャラスサマー、九州。
こりゃ無理だという事で。


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2本、見てみたんですけど。

どっちも期待し過ぎました;なんて言っていいか・・・
テーマが重い割には、どちらも捉え切れてない感じで。









「アイ・イン・ザ・スカイ」のほうは
最近、問題になっているドローンを使った
ピンポイント爆撃を扱っている映画です。

テロリストが民家に集まって自爆テロを準備していたので
ピンポイント攻撃を与えて一気に解決したいのですが、
テロリストが篭もっている民家の近くで
パンを売っている少女が居るんです。もし爆撃すれば
その少女が重症、または死亡する可能性が高い。

かと言って、少女の為にピンポイント爆撃を見送れば
自爆テロで何百、何千という人が犠牲になる。
少女の命か、大勢の命か。選択を迫られるという。
かなり重いテーマの映画でした。


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惜しまれつつも他界した名優、アラン・リックマンの
最後の映画になりました。正確には声優として参加した
「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」が遺作ですけど
表情などの演技が見れるのは、この映画が最後です。


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最近は、どちらかと言えば悪役的な役を
たくさん貰っているヘレン・ミレンが主演です。
ちょっと前まではエリザべス女王も演じてましたが。
今回は任務と少女の間で揺れ動く大佐役。

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ちなみにヘレンさん、若い頃はこんな感じ。
とても現場を仕切る大佐には見えません;
年齢によって演じられる役柄は違いますね。


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TVドラマ「ブレイキング・バッド」を見てた人には
嬉しい人も見れます。遠隔攻撃の実行役でありながら
ひたすらに軍人で在り続けようとする、カッコいい役でした。
オデコが広いのを、あえて強調するような髪形が多い;
見ろ、俺の生え際を!みたいな潔さを感じます。


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ゾッとしたのが・・・広報関係の責任者が
「自爆テロさせましょう、そのほうが支持率も上がる」と。
少女を巻き添えにすると世論が騒ぐし
結果的にテロ組織の支持率が現地で上昇するので、
長い目でみれば、自爆テロを見逃して少女を助けたほうが
自国の利益になりますよっていう意見。怖かったです。


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ちょっと間接的にネタバレになっちゃうので
申し訳ないんですが。

私ね、軍人というのは私怨で戦っちゃいけないと思うんです。
戦場での虐殺や強姦って、個人の恨みや欲望で発生します。
軍人は国家に仕えているのだから、国家に忠実であるべきで
自分の感情を優先して国家の権力を使うのは
ならず者のする事だと思うんです。もちろん選択や決断には
こうしないほうがベストだったとか、後になって考えてみれば
するべきじゃなかったとか、そういう事は起きますけど
軍人の決断は国家の視点で行使されるべきだと思います。
そうでなければ、戦争が終わった後も人間に戻れない。

もちろん戦っている間に大切な人を失ったりして
恨みを積もらせていくのが人間ですけど。
でも「戦争が終わった」と、終戦が報じられても
殺し合いを止めなかったり、敵を一方的に虐殺するとかね、
私怨で動くと、そういう事が起きると思うんですよ。
相手の国家が崩壊状態でソ連と西側で分割されて、
マトモな外交も出来ない中で自国に残ってた敵兵を
都合のいいように使うなんてのは、弱みに付け込む行為で
私からすると国家そのものの判断に疑問が。
ん?さっき国家が決めるべきだって書いたのに、もう変わってる;
国家も正気じゃないって事か。




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終戦後に地雷の撤去を命じられたナチスの少年兵達は、
戦争が終わった後も怨まれていた事で命を散らしました。
でも彼らは若さゆえに人生を背負っていなかったので、
戦争が終わった途端に、未来に目を向ける事が出来た。
その少年達に、怨みの後始末をしろと・・・
とてつもなく残酷な歴史だと思うんですよ。

映画「ヒトラーの忘れもの」に登場する
2000名ちかいナチスの兵士達は
約150万の地雷を撤去しましたが、
その半分ちかい兵士は、この作業で死んだそうです。


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詳細は勉強してないので分かりませんが、
恐らく、ほとんどの死者は・・・餓死です。
ドイツ兵への食料は後回しにされて、それによって
体調を崩しながら地雷の撤去をおこない、判断を間違えて
腕や足を吹っ飛ばしながら少年達が死んでいった。
それが恐らく、一番真実に近いんじゃないかなと思います。



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ちょっと中盤に起きるアレは・・・アレがアレで、
必要ないんじゃないかと私は思いますけど;(ネタバレ禁止)


戦場で地獄を見た大人達が終戦後、
心が本来の人間に戻っていくことで
少年達を未来に向かわせる事が出来るのか、という。
そこがテーマになっているかなーと思いました。
素晴らしいなーと思うのは、この映画はデンマークとドイツの合作なんです。
ナチスを産んだ国と、ナチスに蹂躙された国が一緒になって映画を作ってる。
終戦後のデンマークが見せた怨みの根深さを見せているのに、
デンマーク側も了承して合作できているのは凄い事だと思います。















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by frat358 | 2017-07-31 03:39 | DVDエラー大嫌い | Comments(2)

ムカついたので映画を見た。


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「キングコング 髑髏島の巨神」




あらすじ


巨大な積乱雲に守られ、衛星写真が発達するまで
人類に発見されなかった島があった。通称、髑髏(どくろ)島。
その島は人類の進化論とは違う成長を遂げた怪物の宝庫。
ベトナム戦争から撤退した米軍は髑髏島の存在に気ずき、
冷戦状態のソ連が髑髏島を発見する前に調査を開始。
空から島に侵入した米軍は、地底調査の為に爆弾を次々と投下。



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しかし・・・「こらあー!誰だ爆弾落としてんのはー!」っと、
やりたい放題のアメリカ軍に激怒する生命体が現れた。
髑髏島で神と崇められる、キング・コングである。


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「島に代わってお仕置きよ!!」




2022年あたりを目処に、ゴジラ対キングコングの映画が
予定されていて、それに向けた第一弾。コケる事は許されない;
そこそこの評価を得て、今後も次回作が作れそうです。
連作モノっていうのは基本的に作れば作るほど売上は落ちます。
youtubeの動画でも、第一回が一番視聴数は多いし。
でも最終作がゴジラ対キングコングとかになれば、
シリーズ最後の作品が最も売れる可能性はありますね。



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「お仕置きよ!!」



今回の「髑髏島の巨神」は・・・序盤が退屈でした。
ありがちなプロットは仕方ないにしても、
台詞の掛け合いが退屈なのは、ちょっと困る;
言葉というのは凄く大事です。ラブシーンが無くても
恋人同士の掛け合いや演技が面白かったら
物凄いラブラブな2人を見た気分になるし、
アクション場面が無くてもクチ喧嘩が面白かったら
やっぱり楽しく見れちゃうと思うんですよ。
キャラが立つような台詞展開が少ないので退屈だった。



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「お仕置きよーーー!!」




でもキングコングが現れると一気に変わります。
戦闘場面は迫力があるし、戦ってる時間も長い。
コングの素晴らしさは躍動的に動ける事で、
この点を強調したアクションになってました。



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一番評価したいのはコングの表情です。
マシンガンとかで撃たれても死なないけど、痛がるんです。
生まれて初めて拳銃で撃たれて、不思議そうな顔をしながら
「いてっ!なんだこれ・・・いててて!」って表情を見せる。
チマチマした痛みに腹が立ったのか、全力で暴れるコング。
夜空を見上げて切ない顔を見せるコング。
毎度おなじみ、人間の女性に興味をもって守ろうとするコング。
どれもこれも素晴らしかった。
表情を持ってるというのは物凄く、強みだと思います。
戦ってる時にピンチになっても、痛がったり苦しんでると
「コングがんばれ!負けるなコング!」って思うし(笑)


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こんなに表情豊かなキングコングが見れるなら、
ゴジラと戦ってもコングに勝って欲しいな(笑)
まあ、その前にゴジラはキングギドラに勝たないといけませんね。



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コングのほうは成長期らしくて、もっとデカくなるそうです。
「髑髏島の巨神」では、まだ年齢的に少年くらいなんだとか。
ゴジラはデカいので、キングコングも成長させるのかな。
2022年。勝つのはどっちだ。

こんなバカみたいな映画、面白いわけないと思ってましたが
実際に見てみると・・・すげえ楽しい(笑)
そんな映画でした。



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「こら・・・お前が島に爆弾落としたのか?」

「いや!あの、僕じゃないっていうか、僕ですっていうか・・・
 資本主義が悪いんです!僕は悪くなくて、あのですね」


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「出てけコラーーー!!!」


「うわー!すんませんでしたーーー!」














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by frat358 | 2017-07-22 15:38 | DVDエラー大嫌い | Comments(2)

25年前の意味不明



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ツインピークスの続きが、いよいよ日本でも放送開始です。
25年前に30話くらいまで続きましたが視聴率の低迷や
監督のデビッド・リンチが上層部と対立して未完状態でした。

25年前はTV放送もされてたし、来週まで待てない人は
レンタルビデオ店に行けば借りてきたり、してましたよね。
テレビでも見たしビデオでも見たし、全30話を2回ずつなので
合計だと60時間くらい見てたハズなんですけど、
正直に言うと・・・ほとんど憶えてないんです。
ツインピークスは「ヒーローズ」とか「24」が
日本で大ヒットするよりも、ずーっと前のTVドラマで
劇場版も公開されたほどですが・・・
あまりにも人物関係図が複雑すぎて、もう、なんか・・・
私が知る限りでは、この地球上で
最も意味不明なTVドラマだと思います。


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本来はね、ローラ・パーマーっていう女性が殺されて、
犯人を捜す話としてスタートするんですよ。
最初の2~3話は捜査してる感じがあるんですけど、
途中から全然関係の無いキャラクターが登場してきて、
ローラと、どういう関係だったんだろうと普通は思うよね?
でも、全く無関係だったりするんです;
話がどんどん横に逸れていきながら、登場人物が増えていく。


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どれくらい人物が出てきたか正確に思い出せませんが、
自分の印象だと登場人物は50人を超えてたと思います。
名前を憶えても、誰が誰と仲が良いのかなんて思い出せない;
登場キャラ全員の完結した終点を描けないような複雑さになり、
超人的なオバちゃんが出てきたり、怪しい中国人が出てきたり
中国人だと思いきや変装だったり、挙句にはUFOが出てきて、
製作してる人も見てる人も意味が分からなくなって、
私も最終回を見る頃には「もういいから終われよ」って感じでした;



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でも、今でもハッキリ憶えているのは
花が好きな青年の話です。
ローラ・パーマーの親友だった女性は偶然が重なって、
家から出ない花が好きな青年と出会います。
青年は花を育てるのが上手で、花を愛しているのですが、
この女性を好きになってしまいます。でも青年は
家から出ると気絶してしまう病気です。
ある日、女性ともっと仲良くなりたくて
頑張って外に出るんですけど、気絶してしまいます。
そして・・・25年前のドラマなのでネタバレしますが、
女性が男と外でイチャついてるのを目撃してしまい、
「僕は1人ぼっち」という遺書を残して自殺してしまう。
青年は愛を知ったがゆえに命を絶つ事になった。
・・・なんて酷い話なんだろうと;
この、デビッド・リンチという監督は何を考えて
こんな悲しい話を組み込んだのか。だって花が好きな青年は
ローラ・パーマーと全く関係ない人なんですから。
わざわざ悲恋を描く必要ないだろうと。


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どうしてこんな事になったんだろうと長く思ってましたが、
最近知ったんですけどデビッド・リンチという人は
瞑想しながら脚本を作るらしくて、本人もどうなるのか
まったく分からない状態でツインピークスを作ってたと。
映画の場合は見に来てくれる人が多ければ優秀ですが、
TVドラマの場合は来週も見たいと思わせる事が重要で、
完結の質は、あんまり問われないですよね。
でもそれにしたってツインピークスは意味不明過ぎです;
瞑想して話を作ってると聞いて、やっと理由が分かった気がします。
本人も分かってなかったんですね;


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誰も知らない、作った本人も分からない。
それがツインピークスでしたけど
今回は完結まで考え尽くしてから製作してるようで、
しかも最終話まで放送するのが契約条件に含まれてるらしい。
今回こそ、ちゃんと終わると思います。

アメリカでは5話だか6話くらいまで放送済みらしいけど、
なんか、まだ見てないのですが・・・
あんまり面白そうじゃないんだよね・・・
今回は横道にあんまり逸れず、主人公のクーパー捜査官が
戦う描写が多くなってるようなのです(今のところは)
これこそまさに、みんなが25年前にツッコミをしていた
「本筋をちゃんとやれ」という野次に応えているのですが、
実際にやらせてみると、あんまり面白そうじゃないなーっていう;



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この前、ワシントンポストだったかニューズウィークだったかで
ツインピークスを考察した記事を読みましたが、
まったく共感できなかったんです;何を言ってんだ?というレベルで。
ローラ・パーマーという女性を中心にした考察だったんですけど
的外れとは言いませんが、ローラだけを見過ぎていると思いました。

家から出られない青年、中国人の変装をしたおばちゃん、
UFOと交信しているおじさん、チアリーダーになるおばさん、
まったくローラと関係の無い人々が変な日常を
ツインピークスという田舎町で過ごしている。
これこそが、実は醍醐味だったのかもな、と。


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私ね、このまえ自分が住む田舎町の外れで
変な爺さんに会ったんですよ。変な瓶に液体が入ってて
「これを飲むと不死身になれるぞ!」って真顔で言ってくるのよ。
都会だったら(こいつやべえ。役所に電話しとこ)
という感じになりますけど、このとき私は
「お~爺さん、すげえな。長生きしろよ」って流したんです。
何故か。田舎だからです。迷惑をかける人間が居ないから。
居ないとまでは言わないが圧倒的に人間が少ないので
おかしな人が居ても恐怖にならないんですよ。
むしろ名物キャラみたいになって愛されたりします。
ツインピークスに現れる「変な人達」も
都会では生きていけないけど田舎なら生きていける人達で、
彼らには彼らの幸福があって、彼らなりの常識があり、
それに沿って生きている。ツインピークスに現れる人達を、
変な爺さんに出会った事で思い出しました。
そしてツインピークスの面白さも、まさにコレなんだなと。


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ローラ・パーマーはツインピークスという田舎町の中で
最も「変」だった女の子で、ある意味では象徴なのかなと。
その象徴が「いかに生きたか」を追いながら、
ひたすらに、横へ逸れていく迷走ストーリーこそが
ツイン・ピークスの面白さなんだな・・・って
25年が経過して気ずいたのでした。


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あーそうだ、ひとつだけ物凄いなーと思ったのは、
25年前の最終回で、ローラ・パーマーが出てきて
「25年後に会いましょう」って言ってるんですよ。
そしたら本当に、25年後にドラマが再開するという。
これは凄いなーと思いますね。てゆうか死んでるのに現れて
「次は25年後に~」なんて最終回で言われても
「・・・は?」って、誰もが当時は思いましたけどね;


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by frat358 | 2017-06-21 20:59 | DVDエラー大嫌い | Comments(0)

最近の見た映画と見たい映画



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「ザ・コンサルタント」



いかにも駄作っぽいタイトルとジャケットだったけど・・・
意外と言ったら失礼でしょうか。かなり面白かったです。
ベン・アフレックが主役なので見ようと思っただけで、
実際に見てみたら自閉症を演じているので驚きました。
闇組織の会計を担当しつつ、許せない事があると大暴れする主人公。



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自閉症を描いた映画とかTVドラマは多いですけど
格闘も得意ってのは初めて見た設定でした。
会計士なのは自閉症の症状に多い計算が得意な個性で、
格闘も得意なのは父親が軍人で、子供の頃から
マーシャルアーツの技術を叩き込んだからです。
自閉症の人は笑えない人も多くて、
ベン・アフレックが演じた主人公も笑わない設定でした。


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私は同い年の自閉症の友達が居るので、
こういう映画に出会ってしまうと彼を思います。
彼は1+1=なら答えられるけど
1円+1円=ってなると分からないんです。
そうかと思えば10年先の今日が何曜日なのかは
一瞬で答えたりします。そして触られるのを嫌い、
歩く時は曲がるとき、直角に曲がったりします。


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異様に几帳面な部分とか、没頭している時に止められると
パニックを起こす場面とか、うまく自閉症の症状を
組み込んでるなーとは思ったんですけど、
もうちょっと、目を合わせるのを極度に嫌がるとか
歩きかたに特徴がある面とか、そういうのも入れて欲しかった。
それは嘲笑されるという意味ではなく、
自閉症の人はこういう特徴があるので、違いや個性を理解してあげて
社会の中で受け入れていこう~みたいなね。
そういう点も主人公の行動に盛り込んで欲しかったけど。
ストーリーがそういう感じなので尚更に思いました。
でも自閉症は特徴こそ似ているものの、特技はそれぞれ違ったり
症状の度合いも千差万別なので、一般的なイメージを強調するよりも
こういった設定もアリかなーとか、見終わった後は思うのでした。
ちょっと回想シーンが多すぎて間延びしてる部分もあるし、
そんな偶然あるかよって思う場面もありましたが;
ラストが凄く優しいので、不満も吹っ飛びました。





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「ドクター・ストレンジ」


シャーロック・ホームズ役でブレイクした
ベネディクト・カンバーバッチが主役の、
マーベルコミックス映画なのですが。
スパイダーマンとかアイアンマンと同じで、
ドクターストレンジも原作があります。

天才外科医の主人公が交通事故で両手の神経に重症を負い、
現代医学では治療不可能だと思っていたら
車椅子の生活をしていた人が突然、歩けるようになったと聞き、
その人にどうやって治したのかを聞いたら、
「ネパールに行け」と言われます。
財産も少なくなり、ボロボロの状態でネパールに到着すると、
主人公は、ある人に出会います。そこに待っていたのは!!



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ネパールなのにイギリス人の師匠・・・・・・

これね、原作ではアジア系の老人で、男性なんです。
でも映画では年齢も性別も国籍も違うっていう;
イギリス人じゃん。女じゃん。若いじゃん。
ツッコミを予想してたのか、弟子は黒人にして
差別じゃないよーん♪みたいにしてるんだけど、
でもネパールに白人と黒人のコンビは変だろっていう;
ネパール人は何処に居るんだよっていう。
さすがにちょっと苦情というか、論争になったみたいです。
でも演じたティルダ・スウィントンの演技は素晴らしいし、
依頼を受けて最高の仕事をしたのは間違いないと思います。



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この映画は色々と摩訶不思議な事が起きます。
師匠が白人だったり弟子が黒人だったり(それは書いた)
天地が逆さまになったり、街全体がゴロゴロ転がったり。
これは、どういう原理なの?とか見てて疑問に思いますが
説明されると難しそうだから、説明しなくていいよって感じで;
中盤までは面白かったけど、後半に失速というか・・・
もうちょっと盛り上がっても良かったかなーと思いました。
112分も在る割には内容が薄いかも。


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スーパーヒーローと言えば、いま世界的に盛り上がってるのは
「ワンダーウーマン」です。このキャラクターは
スパイダーマンなどのマーベル・コミックスではなく、
スーパーマンとかバットマンを抱えているDCコミックスの
古い、古い漫画の主人公です。日本で言えば仮面ライダーとか
ゴレンジャーくらい、古いと思う。


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マーベルコミックスの大成功を横で見ていたDCコミックスは
俺達も映画で稼ごう!と思ったのか、スーパーマンを再び映画化したり
バットマンとスーパーマンを戦わせる映画を作ったのですが・・・
大失敗とは言わないまでも、大ヒットになりませんでした。
私も全て見てるんですけど、酷評するほど悪くもなく、
絶賛するほどストーリーが優れていないので記事にしませんでした。

「バットマンVSスーパーマン」では、ある人も登場します。
同じ漫画会社の、ワンダーウーマンが出てくるんです。
でもこれが凄くてね、いまいち盛り上がらずに映画が進行してたのに
ワンダーウーマンが出てきた瞬間、空気が変わるんですよ。
ハンス・ジマーという作曲家が作ったテーマ曲もカッコいいし、
アクションも身体を大きく使って、今まで戦っていたスーパーマンや
バットマンの戦いも存在も、消し去ってしまうくらいカッコいいのよ;
今までのは何だったの?って言いたくなるくらいに
ワンダーウーマンがメチャクチャに強いので笑っちゃうくらい。



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そんな訳でワンダーウーマンが主役の今作は注目されてたのですが、
いま世界中で大ヒットしてます。特徴的なのが、見に来る客層がね、
女性が多いらしいんです。主人公が女性だからっていうだけじゃなくて、
ワンダーウーマンというのは女性の権利を向上させる社会運動の中で
アメリカでは長く「象徴」になっていたキャラクターらしくて、
懐かしくて見に来る人も多いのかもしれません。
実際、ワンダーウーマンと言うキャラクターは腕輪をしていて、
腕輪を鎖で繋がれるとピンチに陥る設定なんですけど、
これも女性が社会の中で抑圧されているっていう表現らしいんですよ。



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他にもワンダーウーマンっていうのはアマゾネス出身で、
男が存在しない場所で暮らしてた人なんですよ。元々はね。
その理由も凄くて、過去にアマゾネス達は男に迫害されてたんです。
男に絶望して、女だけで暮らすようになった。つまり・・分かりますよね?
ワンダーウーマンの設定自体が、男性社会で苦しむ女性の象徴なんです。


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監督したのはパティ・ジェンキンスっていう女性監督で、
過去には「モンスター」という映画を監督していて、
これが評価されて沢山の映画を依頼されてたんですけど
全て断ってたらしく。じゃあ何をしてたかというと、
ワンダーウーマンの映画化を14年間も目指してたと;
この映画は100億円以上の予算が出ていますが
女性の映画監督が、これだけの予算をゲットしたのは
映画史上、初めての事らしいです。つまり監督をしたパティさんも
ある意味ではワンダーウーマンと言えるかもしれません。
そして14年間もかけて、どんな映画を作ったかというと・・・
これまた映画史上、見た事も無いくらいに
女が男を殺す場面が沢山あるらしくて(笑)
14年分の、男に対する怒りが爆発してるのかもしれません;


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スーパーマンでもバットマンでも大ヒットにならず、
映画会社もDCコミックスも困り果てて、
もう映画化計画・・・やめよっか?という話もあったらしいけど
ワンダーウーマンが大ヒットで救ったのでした。めでたしめでたし。
日本では8月に公開予定です。


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こちらはフランス映画の「RAW」という作品。
日本語に訳すと「生(ナマ)」というタイトルです。
この映画での生(ナマ)は、恐らくグロテスクとか
表面を削ぎ取った本能的な意味とか、生肉を指してると思われ。
世界中の映画祭で大絶賛されていますが、それと同じくらいに
途中で見るのをやめて退席する人も多い映画です。
気分が悪くなって吐きそうになるんだとか。


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どんな映画か。えっとね・・・人間を食べます;
ナマで食べます。女の子が人間をモグモグ食べちゃうそうです。
予告編だけでも結構、シャレにならないので。リンクは貼りません。
平気な人だけ見てください。ホラー映画って事になりますが、
実際に映画が伝えたい事は、少女が大人になっていく過程だったり
全ての生命は、命を食べて生きている現実だとか
(ベジタリアンも野菜という命を食べてますし)
直面した現実への葛藤とか、性的な欲望とか苦しみを描いてるので
実は崇高な映画らしいです;最後まで見終わった人は
立ち上がって拍手する人も多いそうな。


あらすじとしては、超ベジタリアンで大切に育てられた少女が、
獣医の全寮制の大学か何かに入るんですけど、入学式の時に
新入生への儀式として、動物の血を浴びせられるんです。
今後は授業で動物を解剖したり手術をしたりするので、
血に慣れろっていう、洗礼みたいな歓迎をされます。

日本でも、あるじゃん?大学でクラブに入ったら
新入生歓迎会で一気飲みを強要されたりとか。
そういうノリで、動物の血を全身に浴びる儀式をさせられて、
挙句に主人公はベジタリアンなのにウサギの内臓を食わされます。
これでもう、発狂状態になってしまい、身体も拒絶反応で
全身が蕁麻疹になってしまう。痒くて、引っかく訳ですが、
それによって血だらけになってしまい。
カサブタが取れる頃になると・・・主人公は生肉が食べたくなって
冷蔵庫の鶏肉をナマで食べちゃったり、同級生の男の子と
キスをしてたらクチビルを食べようとしたり、
遂には人間の肉を欲するようになる・・・という話。

こんな異常なストーリーで、どうやって最終的には
感動映画になるのか、まったく想像できませんけど;


人間を食べちゃう映画って結構たくさん在るんです。
でも日本では人間が食われる映画が大ヒットした事は
今まで無いような気がします。「RAW」に関しても
日本公開が、なかなか決まらないそうです。
そうは言っても世界中で映画賞を総ナメにしている映画だし、
何処かで公開されるとは思いますが~時間かかってます。

人間を食べちゃうなんて、とんでもないって思いますが
食べちゃいたいほど愛してるとか、殺したいほど好きだとか、
人間は愛情を感じる生命に対して、究極までいくと
食欲や殺意みたいな表現を使うことがありますよね。
食べるというのは究極の愛情表現なのかもしれないし、
ひょっとしたら映画が行き着くのは、そういう視点かもしれません。
・・・まだ見てないのにネタバレになってる可能性ありますね;





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by frat358 | 2017-06-09 21:54 | DVDエラー大嫌い | Comments(0)

アキレスのアキレス腱




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「トロイ」

アキレス腱が切れた経験は無いですけど、
働きすぎてアキレス腱が引き攣るような症状には、
なったことがあります。もう、本当に痛かったです。
とても歩けなかった。こんなもんが切れた日にゃあ、
どんだけ痛いのだろうと。


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ギリシャ神話で、アキレス腱に弓矢が刺さって
死んだ男が居ます。男の名は・・・アキレス。
アキレス腱と呼ばれてる元ネタですよね確か。
物凄い強かったけどアキレス腱に弓矢が刺さったら
死んでしまったという・・・
そんな死に方でいいのかよって正直、思いますが。
よっぽど痛かったんでしょうか。ショック死か?
人類の歴史上、最も不思議な死因かもしれません。

そういえば友人も飛び蹴りをしたら着地に失敗して
足首が折れたっけ。でもそれを見てた人は重症を信じなくて
笑いながら見てたそうで、色々と大変だったとか。
彼ならアキレスの気持ちが分かるかもな。入院したし。



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アキレスの物語で、他に有名なものとしては
「トロイの木馬」という話があります。
コンピューターウイルスの性質を簡単に説明する為に
トロイの木馬という言葉が現代でも使われています。
味方、もしくは害の無い存在だと思って木馬を招き入れたら
実は木馬が敵で、内部を破壊するという。
トロイア戦争の時に騙し討ちで使われた計略、トロイの木馬。
「トロイ」は、この2つが登場する映画です。


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かなり前の映画なので、いまレンタルショップでトロイを借りると、
恐らく特別版を借りる事になると思います。
特別版は、映画がヒットした後に映像を追加したり、
封印していた残虐描写や封印していたオッパイを追加してるらしい。
オッパイが見れるだけじゃなくて、顔に槍が刺さったり
肉片が飛び散ったり腕だの足だの頭も吹っ飛ぶので
残虐描写に耐えられる人だけが、オッパイも見れます。



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アキレスを演じてるのがブラピです。私ねえ・・・ブラピはね、
カッコつけてる役の時は嫌いなんです。ファイトクラブとか
マネーボールとか、キムタクっぽいと言えば分かるかな。
無敵の色男を演じてる時は見ててイライラします。
正直に言ってブラッドピットという役者を、
そんなにイケメンだと思ってないからでしょうね。
味のある顔って訳でもないし。でも12モンキーズとか、
セブンとか、カリフォルニアとか、トゥルーロマンスとか、
狂人や変人を演じてる時のブラピは、かなり大好きです。
まあそれはいいとして。


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ギリシャ神は特に登場せず、人間関係が中心になっています。
それによって物語が整理されてヒットしたのかなーと思いますが、



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1つだけ微妙だなーと思ったのが、着てる「鎧」がね・・・
物凄く光沢があって「成分は鉄です!」って感じに思えるけど
役者達がみんな、軽々と動き過ぎてるんですよ。
「成分が鉄に見えるでしょうけど、プラスチックです!」みたいな。
「実は合成の皮なんです!」みたいな。
重量感という意味で説得力のない映像になってる事。
ここだけ勿体なかったなーと。特にブラピが宿舎で鎧を着る場面なんて
完全にペラッペラなのがバレる感じでした。ヒョイっと持ち上げて
ホイッと着るみたいな。それは無いだろと;
兜は頭を守る防具ですから実際は特に重たい訳ですよ。
もちろん本当に重くしたらアクションが難しくなるので
軽くする必要は、ある。それは、分かる。とても分かる。
でも、この映画の鎧に関しては、軽すぎたのではないかと;
保管中にミスがあったのか、少し曲がってる兜も在ったし・・・
なんかね、鼻を守る部分がフニャって曲がってるの。。。
すげえギラギラしてる兜だけど実際は合成皮かなーって
そんなこと思いながら決闘を見守るのは、ちょっとつらい・・・


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ある程度は重量が無いと演じるほうも難しいですからね。
しかもこの映画は鎧を着ているのに剣で刺されたら貫通するし
頭を剣で殴られると、兜ごと破壊したりするので
余計にペラッペラ感が増してしまうという。
監督も撮影中に「あ~失敗した!」って気ずいたと思いますが、
もういちど全ての鎧を発注し直すとか予算的に無理だし、
そのまま撮影したんじゃないかなー・・と、推測したのでした。

あとさ、爽快感を増したいのは分かるんだけどね、
でも鎧を貫通したり兜を破壊したりってなればさ、
「じゃあ裸で戦えばいいじゃん」って思う訳よ。
「そのほうが身軽でラクじゃん」って思っちゃうんだよ。
着てても死ぬんだから脱いだほうがいいじゃん・・・



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この人は脱いでたけどね。暑かったのかな・・・





意味がないものを着てるのは、気になるんだよね・・・

そういう事って、あるよね。





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by frat358 | 2017-05-25 01:41 | DVDエラー大嫌い | Comments(2)

火星人とアホ刑事と名作ホラー


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見落としていた映画も、そろそろ制覇しそうです。
この調子だと、見ようかどうか迷ってた映画さえも
制覇してしまう可能性が出てきました。
90年代に見落とした「マーズ・アタック」という映画を
ようやく見てみました。見るまでに11年くらい経過してる・・・

日本ではティム・バートン監督のファンは多くて
私も「ビートルジュース」は大好きなんですけど・・・
これは・・・酷いですね(笑)C級映画と酷評されただけある。


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面白かったのは右翼も左翼も皆殺しにされる点。
侵略者にとっては、侵略される側の受け止め方なんて
興味が無いっていう。絶望的なんだけどシュールで笑える、
ティム・バートン監督らしい映画でした。
そんなオチかよっていう気持ちは正直ありますが・・・


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「トレーニングデイ」


「6歳のボクが大人になるまで」とか

「ビフォア・ミッドナイト」とか

「プリデスティネーション」とか

「その土曜日、7時58分」とか

「パージ」とか・・・ここ1年くらいで
イーサン・ホークが出ている映画を
意識して見まくってます。キャリアも長いので
全部見るのは難しかったりしますが。

彼のキャリアの中でも評価が高い
「トレーニングデイ」という映画を見てみました。

ダブル主演のようになっていて、
デンゼル・ワシントンとイーサン・ホークが共演。

デンゼルと言えば私の中では「遠い夜明け」という映画なので
人種差別と戦う運動家を演じたイメージが強いのです。


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「差別はダメだ!」という人物を演じてたのに、
この映画では・・・

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「よぉーねえちゃ~ん、俺とエッチすれば三つ子が産めるぜーハッハー」



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「吸え吸え、命令だ。大麻くらい別にいいじゃねえかよ。
・・・吸ったか?はい、いまアナタが吸ったのは大麻じゃなくて
危険な合成麻薬でした~♪凄いっしょ!気分悪いの?ばーか」


みたいな感じの・・・とんでもなく不道徳なキャラを演じてました;


どんな映画かというと、路上駐車などを取り締まっていた警官が
もっと重犯罪を取り締まる仕事がしたいと考えて
麻薬捜査課への移動を志願します。この役がイーサン・ホーク。
そして、人格的に問題があるけど検挙率が異常に高い麻薬捜査課の
超エリート警官をデンゼル・ワシントンが演じていて、
2人が過ごす「1日」を映画にしています。

正直言って見終わった直後は
「・・・?」という感じだったんですけど;
よく考えてみると、凄く良い映画だったなーと思います。



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理想と現実を撮ろうとしてる映画というか・・・
イーサンが演じている警官は、正義感が強いんです。
でも麻薬捜査を毎日しているデンゼルが演じた警官は
汚い世界に良くも悪くも慣れてしまっています。

デンゼルのアドバイスを最初はタメになる知識だと思って
イーサンは誠実に聞きます。例えば・・・
結婚指輪は絶対に外せ。妻が居ると知られれば
家族がギャングに狙われるぞとか、
パトカーの無線はギャングも傍受してるから
本当の居場所を無線で話してはいけないとか。
この辺りは私も見ていて「なるほどねえ」と思うのですが
どんどんエスカレートしていきます。


例えば・・・少しネタバレさせてもらうと、
強姦の現場を発見したイーサンは正義感で犯人に襲いかかり、
動けなくして逮捕するのですが、それを見ていたデンゼルは
めんどくさいから逮捕しようとしません。
女をレイプするような下っ端の逮捕と書類送検の為に
1日が消費される事を嫌がるんです。
デンゼルが「1日」の中で達成したいのは、
麻薬を売買する親分の逮捕。
通りすがりに見つけた強姦魔なんて興味ないっていう。



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そして、本当に悪いヤツを逮捕するには
悪い連中と関係を持たないと潜入できません。
でも深く関わり過ぎれば違法行為になるし、
誰も見ていないですから本人の正義感が問われます。
イーサンは苦悩する。見ているほうも苦悩します;
本当に正しい事は何なのか。
苦しむイーサンと楽しそうなデンゼルの姿は
人間の中に住む天使と悪魔のようになって
映画を見ている人に問いかけをしてきます。

単純に考えれば、どんな悪いヤツが相手でも
捜査令状も逮捕状も持たずに警官のバッジだけ付けて
警察官という名の権力で踏み込んでいき、
倒したいヤツをショットガンで撃ち殺してしまえば
それが一番、手っ取り早いじゃん?
殺した後に「相手が先に撃ったから正当防衛だ」と言えば
上の連中も黙ってくれたりするだろうなと。
相手が、どんなに残虐な悪党でも法を遵守して戦うのか、
なんでもありで対抗するのが正解なのか。

誰もが納得する方法で、全く違法行為をせずに
手順を踏まえて悪を成敗するのが理想だとしても、
そんなの・・・本当に現場で可能か?っていう。
答えが出ないような難しいテーマの、良い映画でした。

でもなあ・・・説明も説教くさいメッセージも一切ないので、
ボーっと見てるとボーっと終わってしまう映画です;
ゆっくり考えてみると凄い映画だなーと思いました。



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そしてこれ!待ってました。やっと出会えた。
見落とした映画の中に名作を見つけた!嬉しい・・・
苦しみは無駄じゃなかった・・・
「キャビン」という、素通りしてしまいそうな地味タイトル。
でもこれが、とてつもなく面白いホラー映画なんです。

どんな映画かって?それがねえ・・・説明不能な映画なんです;
ホラー映画なんですけど、ギャグ映画なんです。
風刺映画でもあり、メッセージ性のある映画でもあります。
余計に分からなくなったでしょ;俺も分からない・・・

そーだ、とにかく予告編を見てください。これです↓






どうですか。更に分からなくなったでしょ(笑)
ギャグ映画だと思うのが一番正解かもしれません。
人は派手に死ぬし、グロテスクな場面も沢山ありますけど
見終わる頃には笑ってると思います。

男女5人が山小屋でモンスターに遭遇して
殺されていく映画なんですけど。
何故か、その光景を近代的な施設で眺めてる人達が居るんです。
彼らは男女5人が殺されないと困る人達です。
なぜ殺されないと困るのかは最後に明かされます。


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辿り着いた山小屋の異常さに驚く男女5人・・・


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どんなモンスターが現れるか、賭け事をする謎の人達
「さあ張った張った!今のところゾンビが倍率たかいよ!」


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ちゃんとモンスターも出てきますよ。
「いやー!やめてー!助けてー!!」


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それを見てるオジサン達。
「この子、粘るねえ・・・まだ生きてるね」



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でも私が一番笑ったのは、男女5人が山小屋に辿り着く前に
途中で遭遇したオジサンが「行かないほうがいいぞ・・・」って
警告するんですけど。それに対して近代施設のオジサン達が

「ぶはははは!ありがち過ぎるだろバカじゃねーのwww」って
笑い転げてる場面かな。ここで完全に緊張感が崩壊した。


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「地獄の狭間で苦しむ若い連中が、血しぶきをだして叫び・・・」



「古すぎるwwwスピーカーにして皆で聞こうぜwww」

↑こんな感じなので。怖がっていいんだか笑っていいんだか。

最後は笑いが勝ってしまう、不思議な映画でした。




↓ここからネタバレ↓


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「処女は酷い目に遭えば死ななくてもいい」っていうのが
ヒントになってると思うんですよ。ホラー映画っていうのは
処女と思われる女性だけは、助かっても観客が文句を言わない。
でも映画の中でエッチしちゃったり、屈強な男とかバカな男は
絶対に死なないと観客が許してくれない。
主人公のカメラ目線での叫びは、ホラー映画を楽しんでいる人達への
「どうして私達が殺されるのを楽しんで見ているの?」っていう
ホラーが好きな人達への叫びなのかも?しれませんね。

それと同時に既成概念を打破したいっていう、作り手側の決意宣言、
目指すべき理想は「よくある話」を壊す事っていう側面もあると思います。
ホラーって低予算だけど大金持ちになれる可能性が高いジャンルなせいか
物凄く沢山、怖い映画は作られてきました。でもヒットした怖い映画には
独創性、緻密性、優秀な脚本、優秀な役者が必ず揃っていた。
そこを忘れてしまったら、最初から勝負に負けてしまう。
失敗しても、高く目標を掲げないと成功へのチャンスも無い。
そんな事も伝えようとしてるのかなーって思いました。






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by frat358 | 2017-05-01 14:31 | DVDエラー大嫌い | Comments(0)


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