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スライディング・ヘディングシュート2


3000坪の冒険と、時々音楽すごく映画。たまにサッカー
by frat358
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呆然

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崖の上のポニョは、
弱っていた魚の子に水道水を浴びせて、
おかげで魚の子は頭が狂って少年が好きになり、
津波災害を街中に喰らわせながら愛を深めていき、
被害総額がどれだけ凄かろうと愛を成就させるという
狂気に近い愛情観が見れる作品だと
勝手に思ってますが。私はジブリを応援してます。
ファイナルファンタジーを遊んだ事はありませんけど
スクウェアもエニックスも応援しています。
ディズニーも子供の頃に思い入れがある訳では無いけど
ディズニースタジオも応援しています。
これらに共通するのは何百人もの人間を雇って、
何年もかけて作品を作る集団という点です。
現代では、大作の現場というのは本当に少なくて、
何千万人のファンが居て何百万人が
確実に買ってくれる確信が無ければ
とても投資できない人件費が発生します。
それが出来るのは世界に通用する作品である事が
ほぼ大前提になります。世界中にファンが居て
どんなに大きな作品で、どんなに資金が必要でも、
人間に手を抜かない主義は応援したいんです。


私が小学生の頃に登場したTVゲーム業界は、
かつては夢を賭けてみたい人達の新天地でした。
大作映画を作りたいけどスポンサーが見つからない人、
デビューしたかったけど無理だった作曲家、
小説を書くだけでは食えない作家志望などなど、
様々な挫折者が、負けてたまるかと集まって
TVゲームを作っていた時代があります。
ゲーム機が乱立する時代を向かえて飽和状態になると
敷居が高くなって開発に大金を必要とする時代になり、
小さなチームが少ない予算で大金を手にするような
一攫千金の開発環境はネットゲームに移行しました。
いつしか主流はネットゲームになって、
TVゲームを製作していた老舗のゲーム会社も
合併やリストラ、事業撤退を繰り返して
スリム化が図られています。
呆然_c0027929_20444656.jpg

そんな現状の中でも、数百名の人員を抱えて
大作を発売していく昔ながらの方法を変えずに、
世界最先端の技術も探求しながら
新作を作り出していたのが小島プロダクション。
9月に新作発売を目指していましたが
親会社KONAMIの体制一新という理由で
プロダクションそのものが結果的に消滅。
代表者の小島秀夫監督も重役から外されて
仕事に集中する為という理由で
小島プロダクションのスタッフ達は
ネットとメールを規制されながら製作するという、
いったい何処の国なんだと言いたくなるような
ビックリの環境で新作を作っています。
守秘義務なんて契約書にサインで済むのにね。
ここ1年くらい夢中になって追いかけていたのが
彼らが作っていたコジマステーションという番組でした。
少ない予算ながらもファンとの距離を縮める為に
様々な工夫を凝らして楽しませてくれましたが・・・
コジマプロダクションが事実上、解体された事で
番組も終わってしまう可能性は高いのかなと。

しかも異常だったのが
事前のアナウンスが全く無くて、
まるでクーデターでも起きたかのように
突然、小島プロダクションの存在を現す表記が
ネット上から次々と消えていった事です。
それと同時に小島プロダクションのスタッフ達に
ネットとメールの規制を開始して彼らのクチを封じた。
ジブリも宮崎駿が現場を離れるのと同時に
今までの体制を変化させていく予定なのも知ってます。
小島プロダクションも数百名の人材を抱えた組織で
大変なリスクを負っているのは間違いないけれど、
でも、発売日が決まって完成の目処が出てきた途端に、
まるで金食い虫を処分するかのように
突然の社内改革を断行し、クチを封じるというのは
あまりにも、作り手達に無礼が過ぎないか?と思うのです。
こんなことされてモチベーション上がるか?
マトモな人間だったら萎えるでしょ。
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大作が作れる現場は世界的に凄く少ないですけど、
なんとかして、この大作主義、人材主義が
芸術の世界で残っていってほしい。
高いレベルと高い収益を目指す大組織が
エンターテイメントの世界に在るからこそ
小型の会社やインディーも光る訳で、
みんな小粒になっちゃったら・・・
そんなの・・・やだ。





コジマプロダクション、最後の大作になるかもしれない
メタルギアソリッド5、ファントムペインは9月2日、世界同時発売です。
by frat358 | 2015-03-21 20:47 | イルマ侍
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