スライディング・ヘディングシュート2


3000坪の冒険と、時々音楽すごく映画。たまにサッカー
by frat358
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超人イワン・ドラゴ28周年

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小学生の頃「ロッキー4/炎の友情」を
劇場で2回見ました。従兄弟と1回、
合唱隊の友人と1回。
興行的にはロッキーシリーズの中で
最大のヒット映画になりました。
DVDの世の中になったので巻き戻さなくても
見たい場面がすぐ見れるせいか
戦ってる場面だけを10回くらい見てみました。
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いま見てみると戦ってる場面が・・・
良くも悪くも・・・
ほんとメチャクチャですね(笑)
ロッキーは「2」「3」「4」と
次回が作られるたびにヒットしましたが
どんどん現実離れしていった映画でもあり。
なかでも「4」は現実離れという意味で
頂点に達したと言っても過言ではなく。
ライバル役のイワン・ドラゴのパンチは
相手を殺してしまうほどの超人的な破壊力。
殴られても全然平気で打たれ強い。
漫画的な強さを備えたキャラだった。
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ロッキーはボクシングファンを増やしたけれど
ボクシングを誤解させる危険性もある映画です。
ボクシングは殴り合うスポーツというよりは
殴られずに殴るスポーツです。
いかに避けて自分のパンチだけを当てるか。
そこが評価されるスポーツなんですけど
ロッキーのなかに在るボクシングは
立ち上がる精神性を強調させる為と
派手なほうが受けた当時の時代性もあって
完全な殴り合いです。ケンカに近い。
ロッキー4で対戦相手イワン・ドラゴを演じた
ドルフ・ラングレンは空手出身のアクション俳優。
空手出身の人にボクシングをさせると
動きが固くなる事がとても多いんです。
空手は顔面へのパンチが禁止されているので
顔を殴ってOKなボクシングをさせると
空手家は頭部へのガードが甘くなりやすい。
つまり空手とボクシングは似ているようで
全く違います。スタローンも、その事を
知らなかったハズはありません。
でもスタローンが彼を採用するにあたって
惜しいと感じたのは動きの固さではなく
体型だったそうです。筋肉を25キロ増加させてから
対戦相手イワンドラゴ役に彼を選んでいます。
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ドラゴを演じたドルフ・ラングレンのパンチは
独特で個性的なフォームでした。
でも、それを見てスタローンは、観客に
ファンタジーを提供できると考えたのかもしれません。
スタローン監督がドラゴに求めたのは破壊力なので、
空手出身のフォームのほうが
一撃の破壊力を強調できると思ったのかもしれない。
動きが固いのではなく常識が通用しない強者。
それを表現する為に当時のドルフ・ラングレンへ
もっと筋肉を増やしてくれと注文したのではないか、と。
そんな風に思ってしまった。そんな風に思えてしまうほど
ドラゴの動きは大人になってから見ると変なんです;
体重をかけずに腕だけで殴ってるようなフォームが多い。
空手の正拳突きにしか見えないパンチも時折あったり。
いかにも空手出身だなっていうのが
大人になってから見ると分かります。
それでも腕が長くて背が高いこと、そして
作品中に何度もドラゴのパンチが桁はずれなのを
やたらと強調するので、見てるほうの常識は覆って
「ドラゴは変」じゃなく「ドラゴは強い」と感じてしまう。
上映時間の短さ、分かりやすい淡白さが批判されつつも
スタローンが常にこだわる「説得力」というのは
現実離れしたロッキー4の中にも、しっかり在る。

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ヒットするたびロッキーは
どんどん現実離れしていく。
スタローン自身もそれは把握できていた。
それでも時代性を常に意識して
派手だけど説得力のある映像を作ろうと
苦心しながら脚本を書いていたのではないか。
それが観客に「地に足の付いたファンタジー」として
当時は歓迎されていたのかもしれない。
そんな視点も、大人になってから見ると
感じ取れたりするのね。
ちなみにロッキー最終作ではロッキー4と全く逆で、
演技ではなく本当に全て殴っていて、
顔面を捉えるパンチも少なくなっています。
時代に合わせてスタローンは観客が求めるものを
苦心しながら作っているのが、これまた伝わります。




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by frat358 | 2013-06-06 15:08 | 超ネタバレ映画感想
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