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スライディング・ヘディングシュート2


3000坪の冒険と、時々音楽すごく映画。たまにサッカー
by frat358
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三沢が出来なかったこと

三沢が出来なかったこと_c0027929_202117.jpg

朝のキヨスクで週間プロレスが
買えなかった事は、ちょっと驚いたけど。
でも三沢が居ない喪失感を考えれば自然だし、
少し誇らしくも感じたのですが。
その後、何処に行ってもありません(笑)
どういう事だと調べたら10万部売れたそうで、
ならばと追悼号を取り寄せ注文したら
2009年6月22日現在、取り寄せも不可です。
完璧に売切れてしまいました。
こんな事はジャンボ鶴田が亡くなった時も
スタンハンセンが引退した時も無かったと思う。
紙がある限り増刷は出来ると思いますが、
衰退したプロレス業界の中、厳しい台所で
毎週に渡って記事を書いてる週刊誌に
いきなり「もっとください」と言っても
なかなか難しいのは、しょうがない。
三沢の死を利用して転売する人も出て来そう。
早く増刷体勢が整って欲しい。


本人の希望による密葬にも関わらず、
200人の参列者が集まりました。
NOAHの旗揚げ場所だったディファ有明で
ファンに向けての追悼が組まれていますが・・・
気持ちは分かる。凄く分かるけど
あまりにも会場が小さいと思う。
最低でもアリーナ会場を押さえて欲しい。
彼の死を金銭に結び付けたくないのであれば
会場使用料や諸費用だけをチケット料金に振り分けて
三沢の死を実感できない全てのファンに、
場を与えて欲しい。これからもプロレスだけを
応援していくファンだって居るし、
筋を通すのが信条だった三沢も、そのほうが
幸福なんじゃないかと思う。なんにしても
私なんかより、ずっと三沢の傍に居た人達が居るので
彼らの判断に任せたい訳ですけど、
もし、1ファンの声を聞きたいのであれば
上のような提案がしたい気持ちです。

先日、レスラーという映画を見ましたが、
身体が動かなくなったレスラーというのは
新しい居場所を作るのに大変な苦労をします。
見つからないからリングに戻ってくる人もいれば
やっぱりここだと思う人も居る。
貯金をして堅実に将来設計する人も居ますが、
全てがそうではありませんし、レスラーには
放り出されるような未来しか無いのか?と。
自分も、ときどき思っていました。
そんな業界に入りたいと考える人が
どれだけ居るだろうと。
プロレス界を長年見ていた三沢が進めていたのは
会社レベルでの、引退後の道作りでした。
信頼できる人間を集めて、
三沢は飲食業や不動産業などを学び、
体力は必要だけどレスリングほど身体を酷使せずに
生きていける道を、会社が作る。
それを三沢は始めようとしていました。
突然に世を去る事になった三沢は
この夢だけは達成できませんでしたが、
彼と同じ気持ちだった人間達は
この挑戦を継続させています。
三沢は死んでないなと思いました。
by frat358 | 2009-06-22 20:04 | プロレスラー列伝
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