
恐らく最終節のものと思われるフォーメーション。
ちょっと実際に起用された選手と違うトコもある?
ネットで拾ってきたものなんですけど
試合前の予想スタメンかもしれませんね。
最近は3バックを多用する事が多くなり、
サイド選手のアップダウンも開幕時の頃とは
だいぶ変わってきてるかもしれません。
ぺぺの重宝ぶりはシーズン通して変わらず。
ピルロは怪我をした時期もありましたけど
さすがベテランというか・・・
うまいこと身体の不調を騙しながら
悪い時でも一定の高水準で働き続け、
シーズン通してユベントスを
フィールドから指揮しました。
新加入のエリエロ・エリアや、
一時はネドベドの再来と期待されたクラシッチは
完全に定位置を失いました。勝負アリですね。
来季の移籍は間違いないと思います。
シーズン終盤になっても元気に走り回るブチニッチも
大変に信頼されていて、最終戦でもスタメン。
2トップは久々にデルピエロが先発しました。
試合は3-1の快勝。失点もオウンゴールでした。
長い長いリーグ戦を最後まで負けなしで進み、
コンテのサッカーは無敗で幕を閉じました。

観客の興味もユベントスの優勝と、
今季限りで退団が予想されるデルピエーロの姿に
思いが集中していきました。スタジアム中が
デルピエロを見守るなか、声援に応えつつも
さすが我らのカピターノ。奥さんとキスするのも忘れません。
彼が選手交代でピッチを去る時、会長もサポーターも、
対戦相手さえもがデルピエロに拍手を送りました。
試合終了後はホームスタジアムで優勝セレモニー。
デルピエロがトロフィーを掲げるということは・・・
キャプテンですから当たり前なんですけどね。
でも彼はユベントスの栄光と絶望、光りと影の両方を知る
最後の現役選手になりました。ブッフォンも長いですけど
パルマが資金難になった事でやってきた選手の1人だし、
バッジョやヴィアッリなどが居た時代から、
新たなユベントスの時代を継ぎ、今でもユベントスで
選手として在籍しているのは彼だけです。
もうカモラネージやネドベドさえ居ない。
もちろんペルッツィも居ません。
コンテは居るけど(笑)監督だしな;

今回の優勝が新しいユベントスの門出だとするなら
デルピエロがトロフィーを掲げる事で始まるのは
私にとって目が眩むほどの美しさです。
ここだけの話・・・もしユベントスがセリエBに
降格していなかったら、デルピエロは何年も前に
ユベントスから出て行っていたと思います。
Bに降格して、カペッロ監督が居なくなって、
カンナヴァロが移籍し、イブラヒモビッチも出て行き、
ポジションが空いた事でデルピエロは残った。
カペッロ監督と個人的に仲が悪かった訳ではないけど
とにかく、ほとんど試合に出れなかった。
本人もB降格が無ければ移籍したと認めています。
正確にはカペッロが残ってたら移籍したという感じかな。
大怪我をして苦しい時期もあった。
ユベントスではバッジョとのポジション争いに勝ち、
クラブもデルピエロを軸に攻撃構成しましたが
彼が主役を目指した1998年ワールドカップは
完全にバッジョが主役だった。長く長く
バッジョとの比較やポジション争いは続きました。
セリエBからセリエAにユベントスが再び昇格すると
ジョヴィンコとのポジション争いが始まり、
なかなか定位置を作れないジョヴィンコは移籍。
長くユベントスに席を置き、これほどまでに
色んな事があったキャプテンは、彼だけだと思います。
優しい笑顔とマイペースな性格は愛されましたが、
スタメンへのこだわりが誰よりも強く、負けず嫌いで、
誰よりも練習を黙々と重ねていく選手です。
今年で38歳を迎えますが、生き方を変えません。
この生き方を年齢による衰えが妨げた時、
彼は引退するような気がします。

デルピエロに「ありがとう」って言うのは少し違和感あるかな。
全く同じ、では無いけど、同じように苦しい時期も
自分なりに見守ってきたつもり。もうこいつらダメかもなと
本気で思ったこともあるが(笑)一緒に「やったぜー!」って
喜ぶ以外、思い浮かばない。まだ引退する訳じゃありません。
まだまだ、まだスタメン選手の1人として
自分の価値を証明できる確信があるから、
居場所を求めて彼は行くのです。
それにしてもユベントスは恐ろしいクラブだ。
バッジョだろうとジダンだろうと
セリエBでの生活を耐え抜いた特別な象徴のデルピエロでも
手放す事を選択するのだから。
歴代の「クラブを象徴する選手」としては
最長キャリアなのは間違いないですけど、
ユベントスが新しくなる時を迎えたこの時期に
ボンっとサポーターの最愛を外に出すのだから。
この路線はユベントスの伝統ともいえますが。
でも今回は事情が今までと違うかもしれません。
こんな風にデルピエロが退団する理由、
あることが前提なら分かる気がします。
それは・・・ジョヴィンコの帰還です。
コンテはジョヴィンコを高く高く評価しています。
デルピエロはスタメンに強くこだわる選手で、
同じようなファンタジスタ系の選手が
フィールドで共存できずにどちらかがベンチに座れば
マスコミはあることないこと紙面に書きまくる。
何度も何度も他クラブで修行を繰り返し、
ようやくパルマでの大活躍を経て
代表にも呼ばれようになったジョヴィンコと、
生きる伝説のデルピエロ。2人がユベントスに居れば
火種になるかもしれない。もうここまで。
もうこれ以上は・・・すまないデルピエロ。
コンテの心の奥に、そういう思いがあるのではないかと。
デルピエロが出て行けば、コンテは両手を広げて
ジョヴィンコに戻ってこいと言うのではないか、と。
ジョヴィンコが戻らなかった場合でも
最近クアリアレッラと契約を延長しているし、
マトリやブチニッチもシーズン通して計算できる。
もはやコンテに迷いは無いのではと・・・感情を抜きにすればね。
そういえば優勝セレモニーとなったこの日も、
デルピエロにスタジアムどころか対戦相手の
アタランタの選手まで拍手を送る中で、
コンテだけは、ときおり苦しそうな顔を見せていました。
無敗優勝を成し遂げた今、散々失敗を繰り返した上層部は
コンテが「デルピエロを残せ!」と強く主張すれば
残していると思うんですよね。ひょっとしたら
引退しないなら契約延長しないという判断は
コンテが主導している可能性もあります。
頭がいいデルピエロは、あらゆる事情を理解している気もする。
納得できているから笑顔で去るのでないか、と・・・
そういえばピルロも少し複雑そうな顔してたなあ。
彼が在籍していたACミランでは
クラブの象徴といえる選手がシーズン開幕前に
会長から「彼は今シーズンまで!」なんて発言されたり
しないしな。代表でも長くチームメイトだったし、
色々と心の内を含めて話し合ったりしたのかもな・・・
この痛みを越えて、ユベントスは新しい時代へ進んでいきます。
ジョヴィンコよく見ておけ。これがユベントス。
それでも覚悟があるなら戻って来い。
お前はマルキージオと一緒に、ユベントスの星になれる。
よく考えて将来を決めるんだ。

万感の思いを込めて。いってらっしゃい。
94年からのファンより。